地下イベントと化した「おっぱい募金2016」
募金をしたあとAV女優のおっぱいをもめるイベント『おっぱい募金2016』に行ってきた。昨年に続き2回目だったが、別のイベントかと思うくらい様変わりしていた。ひとことで言うと、寂しくなった。
大きく変わった点は、次の6つ。
・昨年は、新宿歌舞伎町で当日に整理券を配布。今年は事前予約制になった。
・今年はAV男優のおっぱいも、もめるようになった(もみたくない人は、握手するだけでも可)。
・おっぱい女優の数が、最大7人から1人(交代制)になった。
・昨年は、会場にお祭りのセットが組まれ、開始時には女優が全員登場して盛り上げたが、今年は紅白の幕があるだけ。
・昨年は女優の「もみもみ」の合図で「ぱぁ〜い」と言いながらもむルールだったが、今年は「1人2もみまで」と言われただけで、かけ声はなかった。
・会場が、かなり小さくなった。
会場は小さなビルとなり、ポスターやスタッフのかけ声もないことから、道行く人も、まさかここでおっさんがおっぱいをもんでいるとは、夢にも思わないような規模になった。
また、事前予約制になったことで、通りすがりの人が参加できなくなったため、女性や外国人観光客の数が圧倒的に減ってしまった(俺が見た範囲では、カップルが1組いたが、明らかに外国人とわかる人は0だった)。
まさに一見さんお断り。知る者だけがたどり着ける、アンダーグラウンドなイベントと化していた。実際、今年は会場がビル最上階から、地下階に変更されており、まさに「地下イベント」である。
これらは、おそらく昨年のイベント後にネット上で巻き起こった議論を受けてのものだろう。今回は極力「内々で」やっている感じにしたかったのだと思う。それはそれで正しい選択に思えるが、正直、寂しくなった。
今年は初回を予約したため、開始後15番目におっぱいをもむことになった。客の年齢層は高く、30代後半〜40代後半がメインにみえた。
どうでもいいが、イベント開始までのあいだ、大声でしゃべって「俺には余裕がある」と雰囲気を出そうとしたり、「会社の人が来てたら、びっくりするだろうな。俺は全然かまわないんだけど」などとうそぶいたりする人は、見ていてなんだかこちらが恥ずかしくなる。おっぱい紳士同盟の、風上にもおけない連中である。目の前のおっぱいには、真摯な態度で臨んでほしい。サムライの如き精神で静かに待ち、笑顔でもみ、颯爽と去っていく。それが理想の姿ではないのか。これも地下イベントと化し、女性グループがいなくなったことの弊害といえるのかも知れない。
そんななかで、昨年とまったく変わらなかったのは、ほぼ1点のみだった。
もちろん、おっぱいの柔らかさである。
(了)