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現状の外側へ行くには?

人間は基本自分が重要と思うことしか認識できません。

人間の価値観や判断の基準は何かと言えば、過去の経験や知識です。

過去の経験や知識に基づいて行動するということは、「現状の内側」にいるということです。

なぜ「現状の外側」に出ることが大切かといえば、過去の経験や知識というのは、ほとんどが社会常識や、学校教育、親の価値観など、他人から刷り込まれたものだからです。

これらは自分が本当にやりたいことから大きくかけ離れていることがほとんどです。

コーチングでも「現状の外側」のゴールを設定します。

「現状の外側」のゴールを設定することで重要性関数が変わり、これまで見えてこなかったものが見えてくるというのが基本的なプリンシプルです。

ここで現状ではあり得ないような抽象度が高い、スケールが思いっきり大きいゴールを設定するわけですが、もう一つ、自分から積極的に「現状の外側」へ出て行く行動をしてみるのもオススメです。

冒頭でお伝えしたように人間というのは基本的に過去の経験や知識を基に行動の判断をします。

それではどうしたら「現状の外側」へ出ていけるのでしょうか?

僕は基本的にテレビはほとんど観ないので今もやっているのかわかりませんが、所ジョージさんが司会をつとめる「笑ってコラえて」という番組の「日本全国ダーツの旅」を昔よく観ていました。
※たしか特番などで海外編もあったように記憶しています

子供ながらに「これは面白い!」とワクワクしながら観たのを覚えています。

これは日本地図を広げて少し離れたところからダーツを投げ、刺さったところに実際にスタッフが行って地元の人の話を行き当たりばったりで聞くという企画です。

これなんかは思いっきり現状の外側です笑。

自分の判断基準(過去の経験や知識)が介入しないからです。

現状の外側に出て行く試みはもちろんこれだけではありませんが、ここでのもう一つのポイントは、ワクワクしながら楽しんでやるという点です。

「こうしなければならない」「こうじゃなきゃいけない」は「have to」です。

あくまでも楽しみながら気軽にやりましょう笑。

気軽にやるという意味では、ランチをいつもと違う場所に行ってみるというのもアリです。

なんの気無しに目についた店に入ってみるのも新たな出会いです。

もう一つオススメなのば、身の回りの素朴な疑問について片っ端から調べて行く方法です。

先日ふとカレンダーを見たら、今月は猿の写真でした。
※他の月は風光明媚な景色がほとんどなのに、なぜか今月は海外の猿でした。このこと自体僕にとっては現状の外側でした笑

カレンダーの写真を見て、
「そういえば猿って眉毛あるんだっけ?」
「猿の後ろに木が生えてるけど、葉の色はなんで季節によって変わるんだろう?」
と思い調べました。

一つのことを調べ出すと、また新たな疑問に出会うこともあります。

童心に帰って知的好奇心のおもむくまま世界を探究していくのはとても楽しいものです。

小さなことでもワクワク楽しみながら探究をしていくことで、何かしらの新たな発見、出会い、気づき、学びがあるものです。

行ってみたり、調べてみたりした先には何も得るものがなかったり、思っていたものと違ったということもありますが、それはそれで「ああ、これは自分のゴール方向ではないのだな」という気づきにもなりますし、その時全くピンとこなくても後々その時の経験や知識がゴールに紐づくこともあります。

何がいいか、何があるかわからないからこそ、現状の外側なのです。

現状の外側は案外身近なところにもあります。

身の回りものごとの一つ向こう側に結構あったりするものです(^^)

些細なことでも、こうしたことを続けていくことで、少しずつ現状からズレていき、スコトーマも外れていき、ある時ズドーンと大きな気づきが降りてきたり、「これいいね!」「これやりたい!」というものに出会うことができます。

ピュアな知的好奇心を持ってワクワクドキドキ世界を探究していきましょう!


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