気をスムーズに巡らせるにはココとココ
全身に気をスムーズに巡らせるにはリラックス、脱力が欠かせません。
全身を脱力と言っても完全に寝そべった状態たらいざ知らず、座ったり立ったりしている時は骨盤や胸を立てるなど力を適度に入れる場所もあり、その時々によってバランスは様々です。
ですがどんな体勢の時でもココとココだけは常に緩めていたいという場所があります。
顎と手首です。
現代人は何かを我慢する、頑張る、踏ん張る際、ついつい歯を食い縛ったり手をギュッとしがちです。
それが恒常的になってしまい、顎や手首が硬くなってしまっている人も多いです。
頭に血が上る(怒る)のを防ぐために歯を食いしばることで気を止める訳ですが、処世術として一定の機能は果たすとしても、気功的な側面から見るとやはり避けたいところです。
本来気は身体中を滞りなく流れているのが理想です。
ヒーリングでも気の流れが滞っているところをきちんと流してあげることで快方に向かうようにします。
また顎を緩めることで身体の中と外との換気をよくすることもできます。
この際は正確に言うと喉ですが、顎が緩んでいないと喉も緩みません。
顎(喉)を緩めて良い気をたっぷり取り入れましょう。
顎は元々頭蓋骨からぶら下がっているものです。
このイメージで顎をぶらんと垂れ下がっている感覚で軽く口を開けておくといいです。
次に手首ですが、手首をぶらんぶらん緩んだ状態で腕で胸の前に輪っかを作ると、気が手や腕を通ってグルグル循環するのがわかります。
手をギュッと握った状態と手首を緩めた時を比べてみると分かりやすいです。
手首が緩んでいると自我も緩められるのでオススメです。
姿勢も重要にはなりますが、顎を緩めて縦方向、手首を緩めて腕を輪っかにして横方向に気を巡らせると気の繭で覆われたような状態になります。
自分を中心とした強力な気の「場」を作ることができます。
この体勢でピンとくる方もいると思いますが、まさに站樁功です。
站樁功は場所を選びますが、顎と手首を緩めるのは普段から気づいた時にやっておくといいです。
「歯を食い縛って頑張らなくては!」という洗脳を脱洗脳してゆったりリラックスし、気が充実した生活を送りましょう^^