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「ぼーっとしている」、実は2種類ある?
私たちが普段「ぼーっとしている」とき、脳は働いてないように思えますが、実は結構働いています。
どのような状態にあるかと言うと、意識があちらこちらに行って、思考が散漫な状態です。
マインドフルネスでよく使われる言葉ですが、この状態をDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と言います。
この状態は雑念、感情に揺さぶられやすい状態であるため、何か嫌なことがあったりすると、そうした記憶やネガティブな感情に振り回されやすいです。
その一方、実はもう一つ「ぼーっとしている」状態があります。
CEN(セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク)です。
これはDMNとは逆の状態で、「超集中」している状態です。
側から見るとどちらも「ぼーっとしている」ようにしか見えないのですが、DMNとCENは意識状態が全く異なります。
DMNは意識が散漫なのに対して、CENは意識や思考がギュッと現実世界に引戻っている状態です。
なのでCEN状態での「ぼーっとしている」は生産性や学習能力が飛躍的に高まっている状態であり、雑念や感情もほとんど出てきません。
感覚的なもので言うと、DMNは「心ここに在らず」状態ですが、CENは視界が非常にクリアで、現実を真っ直ぐに見ている感覚があります。
CEN状態を作れれば、集中力が高まり、生産性も上がるので、この状態になりたい時にササっと切り替えられればいいのですが、普段DMNの状態に慣れてしまっている人にとってはCEN状態を維持するのが結構ツラかったりします…。
ただこれも訓練でできるようになるので、ぜひチャレンジしてみてください!
結構胆力や身体作りも必要だったりするので、やはり頭ばかりではなく、身体を動かすことの大切さに改めて気付かされます。
CEN、DMNについてのより詳しい説明はこちらをご参照ください。