手づかみ離乳食【0歳9ヶ月】9か月の発達状況と「薄い」食材へのチャレンジ
8ヶ月でたかばいハイハイとつたい歩きを習得した赤ちゃんは、9ヶ月でその場での屈伸運動をはじめ、つかまらずに立ったと思ったら数歩歩きました。初めて熱を出したあとには更にヨチヨチ歩きが加速。
お口の発達のためにもできればハイハイをしっかりしてほしいと思っていて、布団で勾配を作ったり、あえて大きめの荷物を置きっぱなしにしたりしていたのですが、「二本足で歩きたい!」の気持ちの前にそんなトラップは無用の長物。成長はいつだって想定を超えてきます。
こういう時は育児の秘技【しかたない】の出番です。赤ちゃんを無理やり這わすことはできません。勾配や荷物は残してハイハイできる環境を整えたら、あとは這うも這わないも赤ちゃんの自由。親ができることは環境設定だけ、はこのマガジンで紹介している離乳食にも通じます。教科書通りにいかないときに、子どもに正解を求めないことは、常に意識しておきたいと思っています。
さて、この頃からは「薄い」食材を取り入れるようにしました。理由としては3つあります。
①上下の歯が生えてきて噛み合うようになり、今まで噛みちぎれなかったものもちぎれるようになってきたから。
②手指の協調運動が上手になり、薄いものでもしっかりつかんでお口に持っていけるようになってきたから。
③今までの咳き込む経験と発達してきた舌の動きから、喉に張り付いた際や食材が奥まで入った際にも自分で吐いて出せそうだから。
実際にあげた食材
この赤ちゃんは食べる意欲が高め。なんでも引きちぎって食べようとしてくれるので、そのチャレンジを応援できる環境を整えたいと思いました。
見ていると、出しては口に入れ、かじり取ったり噛んでして小さくなったものは飲み込んでいます。オエッとなることもありますが、「出しても良い環境」での「出せる経験」が、誤嚥による事故の予防につながると思っていますので、焦らず自分で出せるかを見守っています。今のところ窒息につながるような食べ方はしていません。
引き続き、チャレンジの様子を見守っていこうと思います!