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手づかみ離乳食【0歳8ヶ月】8ヶ月の発達状況と椅子の上に立つ時に考えたいこと

8ヶ月の赤ちゃんは上の前歯が2本生えてきて、下の前歯と噛み合うようになりました。ぜんぶで4本です。全身の発達状況としましては、たかばいハイハイとつたい歩きを習得し、ごはんの際、椅子の上に立つことを覚えました。

トマトを食べながら立っています
①椅子から落ちて怪我をする
②身体が安定していないまま食事をしているので喉に詰まらせるというリスクがありたいへん危なっかしい状態です

椅子に座っていられない赤ちゃんは結構多く、離乳食の相談を受ける中で「椅子から抜け出す」「すぐに降りたがる」「立ったり座ったりする」などの話しをよく聞きます。この赤ちゃんも最初はうまいこと椅子に座って食べてくれていたのですが、離乳食を初めて1ヶ月くらいすると、椅子の上で立ち上がるようになりました。

落ち着いて座ってごはんを食べられない時に考えたいことは4つです。
①椅子の居心地が悪い(椅子の環境設定の問題)
②他に気になるものがある(周囲の環境設定の問題)
③高いところが好き(気持ちの問題)
④ごはんは座って食べるものと思っていない(状況理解力の問題)

①椅子の環境設定については手づかみ離乳食【0歳7ヶ月】椅子デビュー!にチェックリストを書きました。この赤ちゃんに関しても、難しいところはないはず。

②他に気になるものがある場合(テレビやおもちゃなど)は、それらが見えないようにします。席替えでも良いですし、ドアを閉める、テレビを消す、おもちゃを片付けるなどして、食事に集中できる環境を整えます。

③高い世界が好きな赤ちゃんは、とにかく高いところに立ったりよじ登ったりします。これに関しましては、とめる術はありません。

④については、親や周りで食べるひとが、食事中に立ち上がらないようにします。「ソースを持ってくるのを忘れた」「お茶をつぎ足す」など、何かしら立ち上がる機会が多いご飯中(特にきょうだいがいる場合)ですが、食べる前にソースもお茶も全部食卓に持ってきます。そして食べている間は立ち上がらないようにする。子どもの環境を整えることは、親の環境設定にもつながります。

この赤ちゃんに関しては、以上の項目を精査した結果、③気持ちの問題かなぁ。ということで、とりあえず席替えと椅子の前アームは外して、様子見をすることにしました。

前アームが外された椅子でなすを食べる赤ちゃん

席替えをしたので、少し見えるものが変わって、落ち着くようになるかな〜?どうかな〜?というところです。

危ないので不安になったり、怒りそうになるところですが、離乳食の目的は「いま、それを、たくさん食べること」ではありません。問題に見える行動でも、【食との良好な関係】を築けているようであれば、環境設定をした上で焦らず見守ることも大切だと思っています。うちの赤ちゃんも、引き続き見守っていきたいと思っています。


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