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とりとめもなくおもいつくまま

Apple Musicが勝手にコンピレーションしてくれる私専用のラジオステーションを1日BGMに流している。

今まで私がストリーミングした楽曲の記録をもとに私が好みそうな曲を勝手に選んでくれる。たまに大幅にハズれる場合もあるが大抵私好み、しかもその時の自分の気分に合った曲が流れてくる。

Lana Del ReyのVideo Gamesという曲が流れてきてふと家事をこなしていた手が止まった。この曲が流行っていた2011年頃、夫との恋愛がなかなか思うように進まず切ない気持ちでいた当時の心情が蘇った。ハリウッド黄金期の映画のワンシーンを思わせるような曲調と歌唱にうっとりしながら、もっともっと一緒にいる時間を増やせないものかと熱望していた記憶。

時に夫は一昨日から海外出張で留守。共に暮らし始めて5年が過ぎ、今ではたまに出張に出てくれると息抜きができて嬉しく思ってしまう。


あんなに望んでいた事が実現して、夫との生活が当たり前の日常となった今、あの頃の思いを忘れていた。今ではもっと1人の時間が欲しいなんて思っている。勝手なものだ。

昨夜、単純なchick flickを流し見したい気分だったのでAmazonプライムでPretty Womanを観た。公開当時(1990年!)に観た覚えがある上に単純なストーリーなので最初からどうなるかわかりつつ、突っ込みたくなるポイント数知れず。なによりも、映画のラストシーン以降この2人の関係がうまく行く可能性が低いのは火を見るより明らか。そもそもchick flickとは現実逃避をするためのお伽話のようなものがほとんどなのだからこんな批判はナンセンスなのだが。ストーリーはどうであれジュリア・ロバーツ演じるヒロインは最高にチャーミングで、それ故にこの映画はあそこまで大ヒットしたのだろう。リチャード・ギア演じる敏腕企業家の役柄はやはりリアリティなさ過ぎとヤジを飛ばしたくなったが…  彼らが滞在する高級ホテルの支配人やジュリア・ロバーツの親友役の女性など脇役がいい味出している。

ところで、夫はたまにリチャード・ギアに似ていると言われる事がある。それはちょっと言い過ぎだとは思うけど、私が言うのもなんだが、夫は結構カッコいいのだ。 四六時中一緒にいるとそんな事はあまり思わなくなってしまうが、たまにふとした瞬間横にいる彼を見てハッとする事がある。

結局長々と惚気てしまった。

でも、夫が出張から戻ってきて何日も経たないうちに、あぁ、1人の時間が欲しいなぁと再び独身に戻った自分を夢想する事もあるだろう。

そんな行ったり来たりの無いものねだりの繰り返し。

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