意外な語源
写真はDetormentisという南アフリカ人のショーンという男性(画面左下)が数週間に一回くらいの頻度でYouTubeにあげているUltimate Trivia Quizの一問。我々夫婦はこのクイズの大ファンで新しいものがアップされるのをいつも心待ちしている。2人リビングのソファに並んで座り画面に向かって正解と思われる答えを叫んでは一喜一憂している。
昨日も写真にある
「英語で使われる"honcho"という言葉はどの言語から取り入れられたものでしょう?」
という質問が出てきた時、私は迷わず "Spanish(スペイン語)"
と叫んだが
正解は Japanese。
えー?!と思って早速ググってみるとその通り。"honcho" の語源は日本語の「班長」。
第二次世界大戦中に日本兵が頻繁に使っていた班長という言葉を米軍兵士達が持ち帰って広まったらしい。言葉の響きからしてスペイン語風(パンチョ、ナチョス等々)なので私のようにスペイン語から来ていると勘違いしている人も多いらしい。
しかし、私の中で"honcho"と聞いてイメージするものと「班長」と聞いてイメージするものはあまりにもかけ離れている。
honcho という単語は top という形容詞と共に使われる事が多く、企業の中のお偉いさんを指して使われる事が多い。boss と同じ様なイメージ。例えば:
The top honcho of Amazon is Jeff Bezos.
班長という言葉から私がイメージするのは小学生の頃クラスが幾つもの班に分けられた時私の班の班長だった野口君。
ある集団のリーダーを指す言葉という大きな括りでは同じ意味なのだが、それぞれのニュアンスにはなんという隔たりがあるのだろう。
缶コーヒーのBossが班長とネーミングされていたら売れただろうか?
Bossのコマーシャルに登場したトミー・リー・ジョーンズはなんとなく野口くんに似ているかもしれないが。