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いい湯だな、はははん♪
夏の間は風呂には浸からずシャワーで済ませていたが、ようやく少し肌寒くなってきたので昨夜はしっかり湯船に浸かった。やはり1日の終わりに湯に浸かるとホッとして思わずふぅーっとため息をついてしまう。
カリフォルニアで子供時代を過ごした流れで10代20代は日本に帰国してからも風呂に浸からず冬でもシャワーで済ませていた。何がきっかけで毎晩風呂に浸かる習慣が身についたのかは思い出せないが、ある時から毎晩欠かさず風呂に浸かる様になった。安アパートのユニットバスから追い焚きも可能な脚も伸ばせる広々とした湯船のあるマンションに昇格できた時の喜びたるや!夜遊びしてどんなに夜遅く(朝早く)帰宅しても就寝前には湯船に浸かった。
夫と一緒に暮らすため、テキサス、やがてメキシコへと転居を繰り返し、しばらく風呂に浸かる習慣は遠のいた。テキサスでは湯船はあるにはあったがあのアメリカ式の細長くて浅い湯船には入る気がせずシャワーで済ませた。メキシコに至ってはシャワールームのみというのがマンションの標準だった。唯一メキシコで風呂に入ったのは夫のクライアントの豪邸に泊めてもらった時。バスルームだけで日本のマンション一室の広さがある贅沢な間取りで屋外と屋内にシャワーがあり(もちろんいずれも外からは見えない) バスタブもシャワーからは独立して屋根はあるが外の光が入る露天風呂の様な配置だった。
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昨年日本に帰国し、日本の標準的な風呂場が装備された家に住むようになり、再び風呂に浸かる様になった。湯船に浸かるとそれだけ風呂場にいる時間が長くなるので最初は夫も不満を漏らしていたがその内慣れてくれた。昨夜も「涼しくなってきたから今夜からまた風呂に浸かる」と言っても抵抗しなかった。
残念ながら夫は風呂に浸かる習慣が全くなく、温泉にも全く興味を示さない。これからの季節、温泉宿で雪景色でも見ながら露天風呂に浸かるなんて最高だ。いつの日か夫にもその良さがわかる日が来るのだろうか。夫婦で温泉宿に出かける。それが今の私の夢。