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水問題 in Mexico

写真の水は昨日の朝我が家のキッチン蛇口から流れ出たもの。1日経って茶褐色の不純物は底に沈んでいるが、昨日蛇口から出てきた段階では満遍なく茶褐色だった。

我々の住むマンションは水道局のパイプに繋がっていない。定期的にトラックがマンションの貯水タンクに水を補充しに来る。水が補充された直後、新しく注入された大量の水でタンクの中が掻きまわされることによりタンクの壁や底に溜まった汚れが水と共に蛇口から流れ出てくるのだ。しばらくしてタンクの中が落ち着くと、つまり汚れが底に沈むと、蛇口からは透明な水が流れてくるようになる。

この現象は何も今回が初めてではない。今回で3回目か4回目だ。

まず、なぜマンションが水道局のパイプに繋がっていないかというと、マンションのデベロッパー曰く、マンションに水道局のパイプをつなげるためには水道局から多額の賄賂を要求されていて今は払えないから。ではいつ繋がるのかという問いにははっきりした答えはない。

我々はこの水が果たして安全な水なのか調べてもらうため専門の検査機関にこの水を預けることにした。

デベロッパー及びこのマンションの管理会社に「この水を検査機関に回して調べてもらうぞ!安全な水を住民に提供するのはあなたたちの義務だぞ!」とメールやテキストで主張した。夫はそれでも飽き足らず蛇口から茶色い水が流れ出ている映像と共に「お茶を飲みに来ないか?」と関係各位に送りつけた。

しばらくして管理会社の職員でマンションに常駐しているラウールが我々の部屋までやってきて近々貯水タンクを徹底的に掃除すればこのような事は起きなくなると説明した。なるべく早く手配するとは言っているがいつになることやら。

さて、水の検査結果は2週間後に出る。

このマンションがいつ水道局の水に繋がるのかは依然はっきりせず。

水道局やその他公共機関が賄賂を要求することはメキシコあるあるなのだが、そもそも日常的にあることならマンションのデベロッパーはそれも予算にある程度組み込んでおくべきだったのでは?

このマンションのデベロッパーの仕事にはこの水の問題以外にも多々落ち度がある。しかもとんでもない嘘つきだ。

この水の検査結果とその後の状況についてはまた今度書くことにして今日のところはここまで。





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