夫としばしの別れ
本日より1週間、夫が仕事のため渡墨(トボク)。アメリカに行く事を渡米と表すように、メキシコに行く事をこの様に表すと今ググって知った。昔メキシコには墨西哥という当て字が使われていたからだそうだ。メキシコに2年住んでいながら初めて知った。
夫が海外に旅立つ時には新宿駅の成田エクスプレス乗り場まで見送るのが習慣となっている。本日も電車の時間まで余裕を持って新宿駅に着いたので新南口にあるTully'sでエスプレッソをいただいた。上の写真はそのTully'sのエスプレッソマシンに映る自分たちの姿を撮ったセルフィー。完全にシニア・バカップルだ。
夫を乗せた成田エクスプレスは定刻通り空港へと発車した。さあ、これからどうしようか。外国人夫の通訳兼パーソナルアシスタント兼親友という重要な任務から解放される貴重な1週間をどう過ごすか真剣に計画を練らねば。
まずはスーパーで納豆を買って帰ろう。残念ながら、夫は納豆が苦手なので彼がいない時でないと食卓に並べるのは憚られる。
本屋に行って長編小説を物色しよう。まとまった時間を読書に充てられるこんな時にうってつけの長編を探そう。前回夫が出張に出た時は村上春樹の「街とその不確かな壁」を読んだ。
なんとなく放ったらかしになってしまっている小説を書き上げよう。これが一番プライオリティ高いかもしれない。
日帰りでもいいからプチ一人旅もしたい。山梨か神奈川あたりの近場で十分。夏休み期間でも人が少なそうな穴場を探してみよう。
来週の月曜日、新宿駅のお馴染みのホームで墨西哥帰りの夫を迎えるまで贅沢な時間を存分に楽しむのだ。
一週間後には夫が無事帰国し、元の二人の生活に戻ることがわかっているからこそ、この一人時間が甘味なのだ。
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