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無題

今朝は何を書こうか。幾つか頭に浮かぶ題材はあるのだが、どれもネガティブな内容なのであまり書く気にならない。ネガティブな中にユーモアを忍び込ませる事ができそうな内容ならば使えるのだが、そこまで昇華させるにはもう少し熟成が必要なのだ。

Christineについて書こうかとも思うが、考えがまとまらない。彼女は小学校4年の時に転校した先の小学校で最初にできた友達。それから7年間毎日のように時間を共にした当時の親友。日本に帰国してからも文通を続けたが、お互いの生活があまりにも異なり、今のように写真や動画やビデオ電話で何でもすぐ共有できるような時代ではなかったので徐々に疎遠になってしまった。

それでも10代〜30代の頃は数年に一回は彼女や他の仲間たちに会いにサンディエゴを訪れていた。会いたいから会いに行ったのだが、毎回なんとも言えない寂しい気持ちになった。私は16歳に彼の地を離れたその時に戻ろうとしていたのかもしれない。同じ場所に行って同じ人たちに会っても同じ時には戻れない。

1ヶ月ほど前にChristineが夢に登場したので久しぶりにWhatsappで彼女に連絡してみた。
"You were in my dream last night(昨夜あなたが夢に現れたわ)"と。
すると彼女もこう返してきた。
"I was thinking about you too, in the Dollar Tree the other day(私も先日Dollar Tree[アメリカ版100均]にいる時あなたのことを思っていたの)"
なぜDollar Treeにいる時に私のことを思ったのかは謎だがお互いの潜在意識がシンクロしたのが嬉しかった。

ひとしきりお互いの近況報告をしてテキストのやり取りは始まりと同じように唐突に終わった。

彼女も私の事を思い出すと同時にあの頃に思いを馳せているのかもしれない。あの頃に戻りたいというわけでもないが、無性に懐かしい。

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