水性?水彩?水で溶けるクレヨン
水彩クレヨンというものがあるのを知ったのは偶然で。
近所の画材店に並んでいたクレヨンがかわいらしく、色も素敵だったので15色のセットを買ったら、それがカランダッシュのネオカラーIIという水彩クレヨンだったのです。
クレヨンと言えば、水をはじく!というイメージがあったし、実際水彩絵の具を塗る前に、白で残したい部分は白いクレヨンで塗ってしまう...という技を使っていたので、「水性」と「クレヨン」が同じ品名に入っているのに違和感を感じたのですが。
取り敢えず描いてみたのが上の絵です。全体は以下のとおり。1年位前かな。水を付けた筆でなぞった時の発色の鮮やかさにびっくりでした。
個人的に気に入っているのは、1) 紙の上で複数の色を重ね塗りして、水で混色できること、2) 一度水で溶かして乾かした色の上から、新しい色を重ね塗りできること(薄い色の上から濃い色を塗り重ねるときれい。逆も、下が完全に乾いていれば、見えにくいけど可能)、3) 細かい部分はクレヨンに直接水筆を付けて、絵の具のように紙に筆で描き込める(クレヨンはどうしても先が太くなって細かいところが塗れないので、最終段階はほとんどこの塗り方に...)といったところです。
カランダッシュを使い始めるようになって、一般の文房具店のクレヨンのセクションも気を付けてみるようになりましたが、水「性」クレヨンというのは意外とあるんですね。水で溶かして使う、という目的ではなく、小さなお子さんが机や手を汚しても、水で簡単に拭取れる、という意味合いでの「水性クレヨン」のようです。技術的には、水で溶かせるなら「水彩クレヨン」としての使用も可能だと思うのですが、これはまだ試していません。もし可能なら、高価なカランダッシュの代替品として最適なのになあ...。
...等と考えていたら、最近こんなものを見つけました。ヤマト社のカラリックス・シルキーツイスター。
いかにも小さいお子様向けで、画材というよりはおもちゃの位置づけのように思えたのですが、説明文に「水彩画も楽しめる」とあったこと、値段が1本あたり100円以下ということから、試しに買ってみたら。
これが非常に優秀でした。
色数が最大24色で、幼児向けだけあってビビッドな色ぞろえのため、カランダッシュに並ぶか、というとそこは微妙ですが、クレヨンと水彩画を楽しむ、という目的は十分果たしています。色も濃く出て、塗り重ねるときれいに色同士が混ざるし、水で溶かした後の色もきれい。
という訳で、現在愛用している2つの水彩クレヨンを紹介しました。ちょっと高めだけど確実に満足できるカランダッシュのネオカラー、もったいながらずガンガン描いて楽しめるシルキーツイスター、それ以外にも、海外メーカーで人気のものもあるので、興味のある人はぜひ試してみてくださいね。
最初に買った15色から、ぼちぼちバラで買い足して今30色くらい。
12色と24色のセットがありますが、黄土、こげ茶、群青、薄紫、白(重要!!)などや、蛍光色もある24色セットの方がお勧め。
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