深海

夏至の日からの山羊座満月を経て
みるみる具合が悪くなり

39度まで上がった熱が続き
咽喉、頭痛、吐き気とオンパレードで

暗黒の時間を
深海の奥の奥まで潜るかのように
ひたすら寝て過ごしていた

海の底は大変孤独でしたが、
おかげで今すでにある大切なものの存在に
改めて気付けた

古事記や日本書紀には
こう書いてあるという

禍いさえも神である

本当にその通りだ
ワザワイサエモカミデアル

すべてのことにはちゃんと意味があって
辛い苦しいなど悩みや苦しみに

「お知らせをありがとう」

って感謝できた時に周波数は上がって
体験がギフトに変わるのだと思う

深海はとても不思議な場所だった

今朝起きて、

あ、私また浮上したのだな
と感じた

陸に上がり、
太陽で温まった砂浜に裸足で立ち
また大地を踏み締めて
身体を大切にし、人を大切にし、
自分を大切にしながら…
人間らしく生命の一瞬の喜びを享受しよう
と思う今ここです

深海にて
肉体を持っていることのありがたさが
わかるようになってきた

これは「本当の自分」は肉体ではない
という考え方が前提にあるのだけど、

肉体とは預かり物であって
私たちがこの世界と対話するための
器であるということ

感覚や経験を通じて、周囲の環境を理解し、
学び、成長していく

肉体を持つことは、
私たちにとって貴重な経験の場であり、
感謝すべきこと

健康や機能を大切にし、
肉体を大切にしよう

この世界を体験し成長するために
神様からかりている肉体を大切に扱おう

いつの間にかイギリスには夏が到来し
庭の白樺の葉の緑は透き通り
チラチラと太陽に照らされ
気持ちよさそうに揺れていた