人はいくつになっても変われる 〜プチ悟りへの道〜
高校までの僕はほとんど人と話をしない無口な学生だった。
学校が終わったらとっとと家に帰り
腕立て伏せするか
ユーミンの歌を聴きながら涙を浮かべる暗い高校生だった⬅暗いというより危険(笑)
高倉健さんに憧れていたのもあるけど
僕は調子に乗ると余計な発言をして場の空気を悪くしてしまうことがしばしばあった
そのため人と話するのを極力控えてきたのだ。
しかしバブルに突入しようとしていた時代
世間は高倉健を求めてはいなかった。
周りを見渡せば若者はディスコで時間を忘れて踊り
男と女の駆け引きは朝まで続いた。
そんな同世代の若者を横目で見ながら
僕はさだまさしの歌を聴き孤独な自分に酔いしれていた。⬅誰か110番をお願いしま~す!
そんな僕に転機が訪れたのは大学生になってすぐのことである。
僕は少林寺拳法部に入り、すぐに新入生歓迎の体連総会があった。
新入生はそこで出し物をしなくてはいけなくて
なぜか審査員までいて上位3チームまでに賞金が出るという何とも三流大学らしい企画である。
しかし四年の先輩は本気であった。
『よし1位とって焼き肉食いにいくぞ、ワシが1位とれる芸をしこんだる!』
焼き肉ならお金払って普通に食べに行きましょうよ・・・
という僕の心の声は先輩には届かず
先輩は僕たち新入部員にその芸とやらを教え始めた。
勘の良い方なら察しがつくでしょう
そう、僕たちは当時CMで流れていた『レナウン娘』の替え歌を歌いながら一枚ずつ服を脱いでいく
いわゆるはだか芸を伝授されたのである。
そして最後の一枚を脱ぐ一人を決める時がきた。
AKBのセンターなら誰もがなりたがるが
はだか芸のセンターなど誰もやりたがるはずがない。
僕たち新入部員五人はジャンケンでセンターを決めることになった。
お約束通り僕の完敗である(ToT)
僕はこの時ばかりは自分の勝負運のなさを 恨んだ(ノ_<。)
そして新歓体連総会の当日
ドライブウェイに春がくりゃ
いぇいぇえいぇいいぇいいーわ~♪
の歌と共に僕たちの芸が始まった。
僕は座布団一枚を片手に500人の観衆の前で見事にセンターを努めあげたo(T□T)o
その夜食べた焼き肉の味は今でも忘れない
この日を堺に僕は高倉健から裸芸人に生まれ変わったのだ!⬅安心してください今は服着てますから(笑)
人はいくつになっても生まれ変わることができる。
乙女であったあなたも
今ではスーパーのタイムセールで恐ろしいまでの力を発揮するようになれたでしょ(笑)
だからもし今の自分を変えたいと思っているなら
成りたい自分をしっかりとイメージすること!
そして勇気を出して一歩を踏み出すこと!
そうすればあなたもきっと変われるはずです
最後までお読みくださりありがとうございます
今日も一日みなさんに良いことがたくさん起こりますように・・・