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BREIMEN-古参ぶりたいから書く

5月9日にKingGnu井口とポルノ岡野という偉大なコラボ曲「MELODY」がリリースされた。圧倒的な歌唱力と、楽しそうに歌う姿、BREIMEN、高木祥太が楽曲提供しているこだわりが詰まったサウンドに魅了される傍ら、私は非常に焦っていた。

「このままじゃBREIMENが世間にばれる・・・」

良いものってみんなに広げたいけど自分だけのものにしたい独占欲的なものが芽生えてしまうが、音楽が好きだと、アーティストに対してもそういう感情を抱いてしまう。私にとってのBREIMENはそれだ。私だけのオアシスでいてほしかった。

人はどうして古参ぶりたくなるのだろうか。
「私前から知ってる~」と言いたくなるのか、光る原石を人より早く見つけましたマウントをとってしまうのはなぜか。
そういうことで私もBREIMENについて古参アピをしようと思います。(言って1年前に知りました。)

■目次
1.BREIMENとは

2.なぜ好きか
 ⑴メンバー同士のリスペクト
 ⑵技術ピカイチ
 ⑶支えるブラックミュージック

3.おススメ
 ⑴IWBYL
 ⑵棒人間
 ⑶A・T・M

1.BREIMENとは

BREIMENとは、2015年に結成され、メンバー構成の変更を経て2018年に、「個性的な5人で構成され」た自他共に認める「ミクスチャーファンクバンド」である。
メンバーは、
・ボーカル兼ベース 高木祥太
・ギター      サトウカツシロ
・キーボード    いけだゆうた
・サックス     ジョージ林
・ドラム      So Kanno
で構成されている。個人的にウィンド楽器が入っているだけでとても嬉しい。サックスなんて、スイング感出るし、最高。
それぞれのメンバーが多様なジャンルのバンドや歌手のサポートをしていたり、別グループのメンバーであったりするとこからも、一人ひとりの技術が高いのがわかる。

ブラックミュージックを背景に持っているような曲が多いが、枠にとらわれない自由なリズムとサウンドが特徴である。

What’s "BREIMEN" ?を見てほしい。これだけでも最高なのが伝わるのでは。


2.なぜ好きか

⑴メンバー同士のリスペクト

BREIMENの演奏はとっても自由で楽しそうであり、それが聴者側にも伝わる、バンドよがりではないステージが魅力の一つであるが、私の浅はかな経験から、演奏は当人同士と聴者へのリスペクトがないと良いものまでに昇華されることはない。BREIMENは全ての楽器に注目できる曲構成となっている場合が多いが、お互いが楽しそうに演奏しているのはにこやかに笑いながらみているステージは、聴者側にとっても至福である。

また、私の足りない語彙力では表現できないのであるが、楽器も多く音数も多いのにまとまっている。お互いに寄り添っているというか。自分が出るところと、他を引き出そうとしているところのバランスが上手。
・・・・あ~伝わらんな~~~~。

⑵技術ピカイチ

先ほども記述したが、さまざまなバンドのサポートについたり、他のバンドメンバーであったりと全員が引っ張りだこのBREIMEN。演奏技術が上手すぎている。どの曲を聴いても全員上手。
私の語彙力がゼロなので、多くを述べることができないのが悔しいが、本当に曲を聴いてほしい。「上手」とはこのことであり、バンドとしての完成形を見ている気持ちになる。

⑶支えるブラックミュージック

拍の取り方や、音階スケール、雰囲気がブラックミュージックぽい。ファンクバンドなので、その通りではあるのだが、明るくて癖のある、耳に残る曲調に私は虜である。
それだけではない。日本人好みや洋楽ぽさなど様々な要素を取り入れてブラックミュージックを自分たちのものにしているのがもっとすごい。井口×岡野コラボ曲「MELODY」も、初めて聞いた時、「あれ、これ…?」と思ったらBREOIMENが楽曲提供をしていた。(事前に知らない、というにわか)

私が曲を聴いて、だれが楽曲提供してるのかすぐわかるのはEd Sheeranと、新たにBREIMENが増えました。

3.おススメ

BREIMENのおススメを3つ紹介したい。大好きな曲ばかりであるが、とりあえずこれを聴いてほしい、と思うものを厳選して紹介する。

⑴IWBYL

先ほど載せた「What’s ”BREIMEN”?」で使用されているこの楽曲は2020年に発売された1stアルバム「TITY」に収録されている。BREIMENらしいポップでファンキーなサウンドに載った可愛らしい曲が特徴だ。
キーボードの良さとサックスの良さが生かされているところと、ポップさの中にすこし頼りなくて可愛い不安定な音が含まれているところが私の大好きポイント。大好きなあの子を自分のものにしたいけど、できないもどかしさとやるせなさをライトに聴ける。

⑵棒人間

こちらもアルバム「TITY」に収録されている、2020年にリリースされた曲である。こちらもBREIMENらしさ全開の1曲であり、これを聴けばBREIMENのすべてがわかるような気がする。ジャズやスイング、ブラックミュージックを彷彿とさせる「音」。イントロがすでに洋楽。かっこよさ満点の演奏である一方、可愛すぎる彼女を前になにもできなくてぼーっとしている男子を表現している呆れたかわいらしさをもつ歌詞のギャップにやられる。

⑶A・T・M

「TITY」に収録されている"Alubum ver"と配信のみのsingle verとあり、両方異なる魅力があるのだが、私が好きなのはこちらのsingle ver。この曲にであってからあほほど聴いてる。めちゃめちゃ中毒性ある。自由な音遊びで作られている上に、すべての楽器の技術の高さが散りばめられている。シティレトロっぽいMVからもセンスの良さを感じるし、こちらも派手な女の子に弱腰になっている金のないあほ男の物語が愛嬌あるし、とりあえず最高すぎる。
ボーカル高木祥太以外が歌っているフレーズも必聴すぎます。


好きすぎて、愛が重くなっちゃったな。はあ、大きくなる前に小さいハコでライブ見に行きたい。いつまでの音を楽しんでほしい。
BREIMENのYoutubeでは、ボーカル高木の実家でセッションをするシリーズ「ホームセッション」などのコンテンツがあるが、見ていると幸せになる動画だらけなので、ぜひ一度見てほしい。音楽を表現するためのこだわりだらけのYoutubeはより一層彼らの魅力に気づかせてくれる。









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