振り返る(少年期、立体パズル)|HSS型HSPから見える世界 #8

父が流行りのパズルを買ってきた。
なんでも、[究極の立体パズル]なんだそうな。

「やってみろ」
父からパズルを渡される。
ガチャ ガチャといじり、まずは仕組みを理解する。
次に、1面を同じ色に揃えてみる。
ここまでは簡単だな。

2面目を揃えようと試みる。
1面目と2面目の境界線を揃えなければならない。
一気に難易度が上がった。
苦戦するが、なんとか揃えられた。

数日後、
一人で6面完成させることはできず、雑誌に載っていた攻略法を試す。
なんとか6面完成することができた。

何度か揃えるうちに、攻略法を暗記して、何も頼らずに一人で完成できるようになった。
3分くらい掛かるけど。

小学校のクラスで実演すると、皆が感心していた。
この頃になると、僕がすることに免疫ができたのか、周囲もあまり騒ぎ立てなくなっていた。
疑われることもなく、少しだけ自分の居場所を確保できたような気がした。

ーーーーー

探求し始めると、ある程度の結果が見えるまで止められない。
INTJ型の性格だろうか。
空間認識能力のおかけで、同年代の皆より有利なこともあるようだ。

そして、実演中の僕はパズルに集中している筈なのに、周りで見ているクラスメイトが、心のなかで真剣に「ガンバれ」「揃えろ」と唱えているのがわかった。
感じずとも、入り込んでくる。
そんな感覚だった。


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