モリー、うしろむきに歩く
その日、モリーはベッドを出てからずっとうしろむきにばかり歩いていました。うしろむきに10ぽ歩いてはワンピースのすそをたくしあげ、おなかのようすをさぐっていました。何回見ても、かわいいおへそが見えるだけです。あるいは朝のころよりいくぶんへこんで見えたでしょうか。今は、朝ごはんと昼ごはんのちょうど真ん中の時間でしたので、朝ごはんに食べたオートミールとお紅茶の半分はなくなっているはずです。
モリーはじぶんのおなかを見て、ううん、となっとくがいかないようすで首を横にふり、ワンピー