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総合型選抜と学校推薦型選抜 〜大手予備校で学んだこと〜
入試制度が2021年度から変わります。そんななか、浪人をするにあたって予備校で教えてもらったことをまとめようと思います。
もくじ
1 総合型選抜とは
2 学校型選抜とは
3 推薦入試の考え方
4 入試の期間
5 心構え
6 まとめ
①総合型選抜(AO入試)とは
一般入試、学校推薦型入試に次ぐ第3の入試です。
出願は夏、秋からスタートなど、最も早い入試になります。
書類や面接で能力、適性、意欲などを総合的に判定されます。よって、高い学習意欲や明確な目的意識が必要になります。また、今年度からは学力を確認する評価が必要です。国公立大学や難関私立大学では高倍率になることもあります。
*AO入試のメリット
第一志望の大学に挑戦する機会が増える(チャンスが増える)
*AO入試のデメリット
準備に時間がかかる。(一般入試とは入試内容が大きく異なるので同じ対策ではN G)また、受験校の早期決定が必要。(心に決めた大学がなければあやふやな気持ちで望まない方がベター)
②学校推薦型推薦とは
学校長尾の推薦が原則必要な入試です。出願条件に学業成績基準(評定平均など)や現浪制限などがあります。
A・公募制
公募制入試は、出願条件をクリアすればどの高校からも出願が可能です。私立大学では併願が可能な大学もあります。
B・指定校
大学が指定する高校の生徒のみが対象になります。いわゆる指定校推薦です。洗顔での出願が基本となり、合格率が高いのが特徴です。
C・その他
有資格者推薦、スポーツ推薦、課外活動推薦などがあります。
③推薦入試の考え方
Step1 偏差値で絞る
自分の偏差値と同等だと合格可能性は50%と考えます。そこから偏差値が下がるとともに志望校判定が上がります。
Step2 所在地や名前で絞る
自宅から通えるか、下宿するか、自分が行きたい学部はあるか、など。
Step3 候補校の過去問を解く
問題の相性や合格最低点と自分の実力の差を確認します。
注意点
受ける大学の選ぶ基準は人それぞれなので、正解はありません。推薦で絶対に合格が欲しい人と「受かればラッキー」と考える人では選び方が変わってきます。自分とよく相談しましょう。
④入試の期間
総合型選抜(AO入試)→夏から
学校推薦型選抜→秋から
一般選抜→冬から
⑤心構え
❶安全校の早期確保、❷実力把握の機会、として利用するべし。
❶→合格すると、精神的に余裕、物理的に負担の差が生まれます。
推薦で合格があると、一般入試で「受かる大学」を考える必要がなくなるので計画なども立てやすくなります。
❷→入試の判定>模試の判定
模試の判定はあくまで目安であって、入試の結果が全てです。年内に入試を経験して今の実力を客観的に判断できる機会、指標になります。また、不合格でも他の受験者よりも経験などのアドバンテージを持つことができます。さらには一般選抜の前に受験校の検討を正確にし直すことができます。公募推薦を受験しない場合は一般前期終了後に受験校の見直しが必要ですが、時期的に手遅れになるケースもあるそうです。
⑥まとめ
併願として活用する場合でもしっかり対策をして適当な選び方や舐めた対策をすると痛い目を見るかもしれません。年始から第一志望だけに全力を注ぐためには推薦入試もうまく活用することがおすすめです。