Lisa Sue AMD CEOのスピーチに学ぶ 若者へのメッセージ
Lisa Sue AMD CEOのMIT卒業生に贈るスピーチから文化や言語の違いを超えて、世界中の若者に共通する重要なメッセージを抽出して紹介します。
1. 大きな夢を持つこと:自分には世界を変える力があると信じる
2. リスクを恐れないこと:挑戦する勇気を持ち、コンフォート・ゾーン(comfort zone)から出る
3. 失敗から学ぶこと:失敗を恐れず、それを成長の機会として捉える
4. 難しい問題に立ち向かうこと:複雑な課題に挑戦し、解決策を見出す努力をする5. 継続的な学習と適応:常に新しいことを学び、変化する環境に適応する姿勢を持つ
グローバル化が進む現代社会において、これらの要素は成功と個人の成長にとって不可欠で、普遍的なメッセージといえます。
【1. 卒業おめでとう:新たな門出を祝して】
皆さん、おはようございます。本日はこのような素晴らしい式典にお招きいただき、誠にありがとうございます。卒業生の皆さん、そしてご家族、ご友人の皆様、心よりお祝い申し上げます。
MITに戻ってこられたこと、そして本日、フード授与式に参列できますことを大変光栄に思います。卒業生の皆さんは、この栄誉を手にするまでに、並々ならぬ努力を重ねてこられたことでしょう。皆さんの努力が実を結び、輝かしい未来へと繋がる今日という日を、私も心から祝福いたします。
この場にいらっしゃるすべての方にとって、今日は忘れがたい、誇らしい一日となることでしょう。
【2. 人生の成功を決める2つの要素】
「人生の成功を左右する最も重要なものは何か?」
かつて、私はこんな示唆に富む言葉を耳にしました。
「それは家族の愛と教育である」と。
この言葉は、私の心に深く刻まれ、以来ずっと大切にしている言葉です。
今、このMITを巣立つ皆さんも、ここでの経験を通して、多くのことを学び、かけがえのない時間を過ごされたことと思います。もしよろしければ、少しだけお時間をいただき、私の経験談をお話させてください。
【3. 競争が私を成長させた:リサ・スーの歩み】
私は台湾で生まれ、2歳の時に家族でアメリカに移住しました。ニューヨークで、移民として懸命に生きる両親のもと、私と弟は育てられました。
両親は、私と弟を分け隔てなく育て、いつも「高い目標を持って努力すること」の大切さを教えてくれました。
小学校と中学校時代、私はまずまずの普通の生徒でしたが、クラスで一番優秀というわけではありませんでした。しかし、「競争」が自分を成長させることに気づきました。
高校時代、ブロンクス科学高校に進学した私は、そこで優秀な生徒たちと出会います。彼らは皆、学ぶ意欲にあふれており、切磋琢磨する中で、私自身も自然と勉強に励むようになりました。特に、数学と科学に強い興味を持つようになったのは、この頃からです。
その後、幸運にもMITに進学することができました。しかし、そこで私は、これまで経験したことのない本当の意味での「賢さ」を目の当たりにすることになります。
MITの1年生の頃は、まさに衝撃の連続でした。正直言うと、周りのレベルの高さに、かなり怖気づいてしまったことを覚えています。特に、1年生をふるい落とすための授業を受けていた時はそうでした。
【4. 半導体との出会い:人生を変えた研究の日々】
MITの1年生の時、私は半導体の研究室に所属することになりました。これが、私の人生を変える運命の出会いとなりました。
研究室では、実際に自分の手で、小さく複雑な半導体を作ることができました。その面白さに私は夢中になり、半導体の虜になっていきました。
そして、この経験を通して、私はある重要なことに気づきました。それは、「教室で良い成績を取ることだけが全てではない。実践的な問題解決に全力を尽くすことでも他人と差別化できる。」ということでした。
【5. 博士号への挑戦:若き日の決断】
MITの学部課程を修了しようとしていた頃、両親は私に「博士号を目指してみたらどうか」と勧めてきました。正直なところその時は、博士課程に進むことが本当に自分のやりたいことなのか、よく分かっていませんでした。
しかし、若かった私は他にどんな選択肢があるのかも分からず、「そうしようかな」と軽い気持ちで返事をしてしまいました。皆さんの中にも、似たような経験をしたことがある人はいるのではないでしょうか?
とはいえ、心のうちには
「この先4~5年も、また学生として過ごすことになるのか・・・・」
という不安な気持ちもありました。
【6. MITで得たもの:思考力と問題解決能力】
MITの博士課程では、私の人生とキャリアに大きな影響を与えました。
「MITでの経験は、あなたにとってどんな意味があったのですか?」
そう聞かれた時、私はいつもこう答えます。
「純粋で、そして本当に厳しい経験だった」と。
まるで「生き残った者だけが強くなれる」というMITのモットーを地で行くような日々でした。
しかし、何よりも伝えたいのは、MITで得た最も大きな財産は、「思考力」と「困難な問題に取り組む方法」だということです。
今日、博士号を取得した皆さんは、世界中の誰も成し遂げられなかったことを成し遂げました。世界中の誰も創造・発見・証明できなかったことを、皆さんは成し遂げたのです。この経験は、皆さんが強い意志を持って何かに挑めば、どんなことでも実現できるという揺るぎない自信を与えてくれるでしょう。
皆さんは、この偉業によって、それぞれの分野の最先端に立っていることを証明しました。どうか、胸を張って、この成果を誇ってください。
【7. MITを離れてからの道:原則への回帰】
MITを離れてからの私の道には、いくつかの曲がり角がありました。そして、ここで学んだ原則に何度も立ち返ることがあります。
今日、ここに座っている皆さん一人一人が、これから自分自身の旅に出発しようとしています。そこで、私からいくつかの小さなアドバイスを共有させていただきたいと思います。
【8. 大きな夢を描け、世界を変える力を信じよう】
まず初めに伝えたいのは、「大きな夢を持ってほしい」ということです。そして、「自分には世界を変える力がある」と信じてください。
MITを出たばかりの頃を思い出すと、大きな企業環境に入ることに本当に威圧感を感じていました。25歳で素晴らしい評判を持つIBMのT.J.ワトソン研究センターに入社しました。そこで私は、自分よりもはるかに経験と知識のある人々に出会いました。
「こんな環境で自分はどのように貢献し、違いを生み出せるのだろうか?」と当時は全く見当もつきませんでした。しかし、MITでの経験が、まさにこのような挑戦に立ち向かうための準備になっていたことに気づいたのです。
MITは、世界最高峰の問題解決能力を持つ人材を育成する場所です。そして、世界は常に、斬新なアイデアと、それを推進する優れたリーダーを求めているのです。
実際に私もIBMに入社して数ヶ月後には、自分の力で変化を生み出すことができました。皆さんも必ず大きな違いを生み出せるはずです。なぜなら、皆さんは、革新的なアイデアを持つ次世代のリーダーであり、世界で最も困難な課題を解決する能力を持っているからです。
そのためには、「自分自身を信じ、世界を変えることができる」と、まず自分自身が心から信じ込むことが重要です。
【9. リスクを恐れるな:失敗から学ぶことが成長への鍵】
次に皆さんにお伝えしたいのは、「リスクを恐れないこと」。そして「失敗から積極的に学ぶこと」です。時には、大きなリスクを負うことになるかもしれません。もちろん失敗する時もあるでしょう。それでも恐れないでください。
私はエンジニアとしてキャリアをスタートさせましたが、その後ビジネスと経営の分野に移りました。すると、多くの企業でハーバードのMBAホルダーが上司になり、MITの博士号を持つ人が部下になるという構図が出来上がっていることに気づきました。
正直に言うと、当時の私には全く理解できないことでした。なぜなら技術的な知識を持っている自分の方が、より良いビジネス上の判断ができると考えていたからです。もちろんビジネスの専門知識を持つことも重要ですが、技術を深く理解していることはそれとは別の強みがあるはずです。
そこで私は思い切って行動に移すことにしました。IBMの経営陣に、自分自身にビジネスを任せてほしいと直談判したのです。驚いたことに、彼らは私にチャンスを与えてくれました。
もちろん、最初から全てが順調だったわけではありません。最初の数年間は、多くの失敗を経験しました。しかし、そこで諦めずに失敗から学び、次に活かすことができたからこそ今の私があるのだと感じています。
キャリアにおける失敗は、実験で失敗するのと似ています。実験がうまくいかなかった時、私たちはそこから何を学び、次にどのように調整するべきかを考えますよね? キャリアも同じです。失敗から学び成長することで、より大きな成功へと繋がる道が開けていくのです。
ですから、皆さんもリスクを恐れないでください。たとえそれが大きなリスクに思えても、勇気を出して一歩を踏み出してみましょう。そして失敗を恐れずに、むしろ失敗から学び続けることが、真のリーダーへの道を切り開くのだと信じています。
【10. 自ら運を引き寄せる:困難な課題に挑戦しよう】
最後に、皆さんに最も伝えたいメッセージがあります。それは、「自らの手で運を引き寄せてほしい」ということです。
MITは、世界トップレベルの知識とスキルを習得できる最高の環境を提供してくれました。皆さんは、その環境の中で切磋琢磨し、それぞれの専門分野において大きな影響を与えることができる立場にいます。
しかし、成功をつかむためには、優秀であるだけでなく「運」も必要です。
「適切なタイミング」で「適切な場所」に身を置き「適切な課題」に挑戦する。
そうすることで、初めて「運」を掴むことができるのです。
そこで、卒業生の皆さんに、ぜひ実践してほしいことがあります。それは、「世界で最も難しい課題を見つけ出し、その解決に自らの意思で挑戦する」ということです。
なぜなら、自ら困難な課題に立ち向かうことで周囲の注目を集め、自らの手で「運」を引き寄せることができるからです。そして、それは世界に真の変化をもたらす行動へと繋がるはずです。
私自身、キャリアの中で、何度となく困難な課題に挑戦する機会に恵まれてきました。もちろん、その中には大きなストレスを感じ挫折しそうになることもありました。しかし、困難な課題に真正面から向き合い乗り越える度に、自分自身やチームの潜在能力を引き出し、更なる成長に繋がる新しい扉を開くことができたのです。
【11. AMDでの挑戦:運命を切り拓く決断】
5年前、私はAMDに入社することを決意しました。しかし、私のメンターたちは、当時のAMDの厳しい状況を知っていたため私の決断に難色を示しました。
しかし、私にとって迷いはありませんでした。なぜなら、半導体業界で20年間、そしてMITで培ってきた経験と知識は、まさにAMDを率いるためにあったと確信していたからです。
「これこそ、私自身の運命を切り開くチャンスだ!」
世界には、解決すべき困難な課題が山積みです。そして、MITで私たちが学んだ「思考力」「忍耐力」「創造力」があれば、どんな課題も必ず乗り越えられると、私は信じています。
皆さんも、困難な課題から逃げずにむしろ、自らその渦中に飛び込んでいってください。それが、自らの手で運命を切り拓き、素晴らしい未来を創造する鍵となるはずです。
【12. 新たな章の始まり:世界を変える力】
今日は、皆さんにとって記念すべき日です。MITでの努力が実を結び、新たな章の始まりを祝う日であると同時に、世界を変えるための準備が整った日でもあります。
MITで培ってきた知識と経験は、皆さんの未来を明るく照らす強力な武器となるはずです。これから世界で最も困難な課題に挑戦し、世界をより良い場所へと導いていく、そんな未来が待っています。
どうか、大きな夢と世界を変えるという揺るぎない信念を持って、未来に向かって力強く進んでください。リスクを恐れず失敗から学び、そして世界を変えるために日々努力を続けてください。
皆さんの挑戦が、必ずや素晴らしい未来を創造し、多くの人々に希望と勇気を与えることでしょう。皆さんの幸運と成功を心より願っています。
【13. 最後に:MITの誇りを胸に】
最後に、皆さんに一つ個人的なお願いがあります。冒頭で言ったように、私は少し競争心が強いんです。ほんの少しですけどね。
だから、皆さんに約束してほしいのです。将来、ハーバードのMBAホルダーがMITの博士号を持つ人の下で働くようになる。その旅に私と一緒に参加してください。
本日は誠におめでとうございます。皆さんの未来が、輝かしいものであることを心よりお祈りしています!
Transcript: (動画 7':30"以降のD r.Sueのスピーチ部分のみ抜粋 )
[Music]
Good morning. Thank you for the opportunity to be here today. it's really such an honor for me to be back at MIT and to really participate in today's hooding ceremony. And I have to say a big hearty congratulations to all of you who are graduating this week. I know just how hard you've worked for this achievement, and it's an honor to be here to recognize you today. And also to all of the friends and family who have supported our graduates this week, congratulations to you as well.
Everyone here should feel extremely proud of this amazing accomplishment. Now I heard a very insightful comment once that really stuck with me. And it was really that the two most important things that determines a person's success in life is really the love of their family and their education. And I certainly believe that.
As I think back to my days at MIT, I am incredibly grateful for the experiences that I had here and the things that I learned. And if you will indulge me for a few minutes, let me tell you a little bit about my story. So I was born in Taiwan and I came to the United States when I was two and I grew up in New York to immigrant parents. I was very lucky to have parents that supported me as I grew up, and really treating my brother and I as equals and setting extremely high standards for what success meant. Throughout grade school and middle school, I was an OK student, but I certainly wasn't anywhere near best in my class. I did realize, though, that competition made me better. So in high school I went to the Bronx High School of Science, and I met some very smart people, and some of them were pretty competitive. And that pushed me harder and shaped my interests in math and science. Then I was lucky enough to get into MIT as an undergrad, and I truly understood what smart was. I think you guys understand that, too.
Freshman year at MIT was actually very eye-opening. And I would say it was pretty intimidating taking some of those freshman weed out classes that we know exist at the Institute. However it was during my freshman year at MIT that I got my first undergraduate research assignment, and it was in a semiconductor lab. And I had the opportunity for the first time to do something that I thought was amazing. I fell in love with semiconductors because it was the ability to build something really small and really complicated, and I could do it myself. And it was during this time that I realized that I didn't need to be the smartest person in the classroom, but if I really applied myself to solve practical problems, I could make a big difference. And so as I was graduating from the 6A program at MIT, my parents encouraged me to get a PhD. I actually really wasn't sure that this is what I wanted to do, but I was really too young you know at the time to know any better, so I said some of you might relate to that but I said, OK, you know, I'll do it. But I was really torn with the prospect of spending another four to five years of my life in school.
Now I can honestly say that the MIT PhD has truly shaped who I am in so many ways, both personally and professionally. And so when people ask me what is MIT meant to me, I usually say a couple of things. I say MIT is pure, and it's really hard. I do believe that MIT practices the motto what doesn't kill you makes you stronger. Hope you guys, agree with that. But what I really say, though, is that MIT taught me how to think and solve really tough problems because today, for all of you who are completing your doctoral dissertations, you have created something or discovered something or demonstrated something that nobody else in the world has. And that should give you an incredible amount of confidence about what you're able to do when you put your mind to it. And through that you have really proven that you're at the top of your field, and so you should feel extremely proud of that accomplishment.
So my path since leaving MIT has had a few twists and turns, and I find myself often coming back to the principles that I learned here. So as each of you sit here today, about to embark on your own journey, I have maybe just a couple of small pieces of advice that I would like to share with you.
The first --- and I'll say this is, you should really dream big. Believe that you can change the world. I remember when I first left MIT, I was really intimidated about joining a large corporate environment I was 25 years old and I joined IBM's TJ Watson Research Center which had an incredible reputation and I met people who had a lot more experience and knowledge than I had. And I had no idea how could I contribute in that environment and make a difference. However, what I learned is that MIT has really prepared you for that journey. MIT trains the best problem solvers in the world, and the world is starving for new ideas and great leaders who will champion those ideas. So I was able to make a difference even after a few short months and each of you will make an incredible difference as well. You are the next generation of great leaders with fresh innovative ideas and you will solve the world's toughest problems. You just have to believe in yourself and give yourself the permission to believe that you can change the world.
Second, I would say have the courage to take risks, sometimes big risks. But make sure you also enthusiastically learn from your mistakes. And there will be a few mistakes. I started off as an engineer and then turned to the business and management side of things in my career. And I saw, actually, in many business environments, that MIT PhDs worked for Harvard MBAs.
[LAUGHTER]
And the truth is that made absolutely no sense to me.
[APPLAUSE]
I was determined to make sure that I wasn't working for Harvard MBAs for the rest of my career. But truthfully, I actually thought I could make better business decisions because I understood the technology, whereas sometimes generalists don't.
[APPLAUSE]
So I took a risk, and I asked my management at IBM to give me a chance to run a business. And so they did actually give me a shot, surprisingly. I made a lot of mistakes those first few years, and I learned that the moments that really shaped my career were the times when I really screwed up the most. It's like in the lab, you know, when that experiment you thought was supposed to work out didn't quite work out, you know, what do you do? You need to learn and adjust your next steps.
It's certainly like that in your career as well. And sometimes you even make some very large mistakes. Like for example, the first business I ran, I missed my revenue the first year by 50 percent. My boss wasn't very happy about that. I spent about 24 hours being extremely disappointed in myself, but the day after I promised myself I would learn from it. And I adjusted my game plan for the rest of the year. And you can believe I never made that particular mistake again. And so I really do say, don't be afraid to take risks, even if some of them seem large, and don't be afraid to make a few mistakes. Mistakes are natural. There's no straight line to success. But the people who learn best from their mistakes are actually the ones who end up being the best leaders. And the last thing I want to leave you with is perhaps most important. I encourage each of you to make your own luck. MIT has given you all the tools and training to the best in the world and make a huge impact on your chosen field. However, in addition to being smart, you also have to be lucky and you have to be in the right place at the right time solving the right problems. So my favorite advice to graduates is find the toughest problems in the world and volunteer to help solve them because this is really how you make your own luck. This is when people really pay attention. And this is when you're really doing something that makes a difference. I've had the opportunity several times in my career to work on some very hard problems. Sometimes I found it extremely frustrating and stressful. But each time I found that working on something hard brought out the best in me and also my team. And it also created a new set of opportunities.
So five years ago I had the opportunity to join AMD. Now when I joined AMD, there were a few of my mentors who actually questioned my decision because they knew about the challenges of the company. And I actually looked at them really perplexed. I actually felt like I could not possibly have a better opportunity because I had trained my entire career, since my days at MIT through my 20 years in industry to lead a semiconductor company. And so this was my opportunity to make my own luck. The world is full of very complex and challenging problems. And I truly believe that what MIT has taught us is that there is no problem that is too hard to solve if you have the right mindset, the right perseverance, and the right creativity. So I advise you to run towards those problems, and you will have great luck throughout your career. So today is a tremendous day for all of you. It really is a celebration of your MIT experience, but it's also a celebration of the beginning of the next chapter in your career, where you start to leverage all of the tools and training you've received here to go off and solve the world's hardest problems and make the world a better place. So I encourage each of you to dream big and believe you can change the world, have the courage to take risks and enthusiastically learn from those mistakes, and work damn hard every day to solve the world's toughest problems. And I think if you do that, I'm pretty sure you're going to make everybody very proud, and you will be incredibly lucky throughout your career. So I do have one last personal request for all of you. You know, I told you at the beginning that I'm slightly competitive just slightly. So please promise me that you will join me on my journey to make sure that there are lots of Harvard MBAs working for MIT PhDs in the future.
Thank you very much and congratulations.
[APPLAUSE]