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「元々欲しかったコミュニティがすでにあった」/ Myさん/テックレジデンスメンバー紹介シリーズ#8

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もしあなたがIT人材で、コミュニティを持ちたい!テックレジデンスを知りたい!と感じているなら、
一番知りたいのはどんな人がいるのか?ということではないでしょうか。

各分野で活躍してるエンジニアやデザイナー、マーケター、ディレクターなど、多才なテックレジデンスメンバーを紹介していくこのシリーズ。

第7回は、インターネット広告会社で広告配信ロジックの実装やデータ分析、データベース設計などをしているエンジニアの【My】さんです。
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インターネット広告会社でエンジニアをしている【My】さん。
中学を卒業後、渡米し文化人類学を学ぶなかで、この先の時代を見据え、ITスキルの必要性を感じエンジニアに。
帰国後、現在所属している会社にて広告周りのデータべース設計やデータ分析をした後、事業部門や管理部門に異動し、自身の強みである目的と現場の業務を理解した上で業務改善・KPI設計・分析など幅広く活躍しています。

今回は、【My】さんの仕事への向き合い方コミュニティの考え方、テックレジデンスで暮らすなかで実装したシステムなどについて伺いました。

納得するものを作るために現場の業務をやる

インターネット広告企業でエンジニアをしています。
専門はデータベースで、構築・データ管理・分析等を主としています。入社後は、Ruby on Railsを使った社内システムの開発などをし、現在は、人事部門のデータベース設計から運用・管理までを担当しています。

エンジニアなのに人事部?と思われる方もいるかもしれません。
エンジニアが本職ですが、人事の業務を理解するために、実際に人事部の仕事をしたり、会議に参加したりしています。それは私の考えとして、納得がいくものを作りたかったら、そこまでやらないとできないと思っているんです。

システムを使って業務をするわけであって、より効率的に、より最適を突き詰めるのであれば、システムの使われ方を理解しないといけない。
口頭で説明してもらって業務を理解できることってなかなかないんです。ただ、私の場合は業務を一緒にやって理解することはできるので、現場と同じ業務をやるようにしています。

具体的にデータをどう現場の業務に役立てるか、ですが、まずは、役立つデータにするために社内にあるデータを料理しやすい状態にする必要がある。データが分析し得る綺麗な状態になると、評価データや、従業員満足度のデータ、会社についてどう思っているのかなどのサーヴェイを掛け合わせて回帰分析などをしてみると、相関がでてきていることがわかったりします。


コミュニティの考えに同意した人しかいない住居

テックレジデンスでは、運営会社であるCEspace代表の若泉さんが立ち上げ当初から掲げているコンセプトや思いを実現するため、入居者面談が実施されていますよね。代表の若泉さんがおっしゃっていた「近所の人が他人のような東京が嫌い」という考えからテックレジデンスのコミュニティを作ったという点に共感しました。
私自身もエンジニア版のトキワ荘(エンジニアが集い切磋琢磨するような住居)があったらいいな、と元々考えていたので、すでにあったテックレジデンスに入れてラッキーでした。

人類学を通して、現代人は孤独になってきていると考えています。だけど、人類は孤独に蝕まれる機能があるようです。どうやら人類には、コミュニティが必要っぽいんです。

少し前の日本では、終身雇用制度が主流で会社に守られていたので会社しかコミュニティがなくても安心感があった。しかし、終身雇用制度が崩壊してリストラも珍しくなくなり、会社のコミュニティから外される。そうなると、所属するコミュニティがなくなってしまって、その作り方を誰も教えてくれず、安心できるコミュニティに属するということは難しくなってきていると思います。

私も元々は別のシェアハウスに住んでいたのですが、一般的なシェアハウスは、共通の目的や認識を持って集まっているわけではないので、さまざまな目的の方が集まってくる。そのため、コミュニティを作るのが難しいです。

目的やここでどういう生活をするのか?したいのか?の共通認識がはじめから全員にある住まい、というのは、自分でコミュニティを0から作るのに比べ、とても参加コストが低い、と感じています。

また、IT人材用の住居というのもしっかりと定義されている。テックレジデンスは、コンセプトや目指しているところを明確に発信していて、コミュニティ形成が奨励されている状況、かつ、それに同意した人しか入ってこない。”私は他人と関わりたくないです”という方は入ってこれないので、私としては住みやすい、やりやすい。
他の物件の人とも関わって、”リモート近所”を楽しんでいます。


得意を活かして生活に役立つシステムを構築

テックレジデンスに住んでから2年近く経つのですが、暮らすなかで課題と感じた点を解決するための様々なデータを管理し、分析をしています。

例えば、室内温度を適切な温度にするには冷房を何度にするのがベストか、ということを検証するため、テックレジデンス内にセンサーを設置して、1時間おきに温度データを取得しています。
温度がログとして残るので可視化することで、いつ暑かったのか、どうして暑かったのか、データを見ながらだと、入居者と議論しやすいと考えました。「これだと低すぎたから、ちょっと冷房の温度を上げてみて」など試行錯誤を繰り返しながら、今はだいたい室温が24度付近で推移していて快適を保っています。

他にも、インターネットの通信速度のログをとるシステムも作りました。データ分析とヒアリングをし、リモートワークによるテレビ会議の増加・外出自粛によるお家時間の増加が影響していることを突き詰めました。通信量の増加する理由と時間がハッキリしました。CEspaceに相談し回線を増強してもらって改善しました。

最近では、テックレジデンスの仲間と、Slackでゴミの収集日をリマインドするシステム作るなどしています。API設定してリマインダー作って...。
途中、整数と浮動小数点を間違えて記述しており正常に動かないエラーが起きましたが、修正して今は正常に動いています。
LINEの方にも通知が飛ぶように設定しました。今後、LINE上のコンテンツなどもある程度、プログラマティックに配信していけたらと考えています。

テックレジデンスでは入居者同士がそれぞれの持っているスキルを日々シェアしたり、生かしたりしながら、「これあったらいいよね」というものを形にしています。
企業や自治体の案件を一緒に受注する、なんてこともできる仕組みがあります。CEspaceさんが活躍する土台(コミュニティや仕事)を用意してくれているので、それに乗っかることで個人としても、コミュニティとしても成長しています。


<インタビュー/ラインティング>株式会社papapa marketing

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【TECH RESIDENCE(テックレジデンス)】
住人は、エンジニアやデザイナー、クリエイターなどのTECH人材専用 コミュニティ型住宅です。


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