2022マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

今年も阪神芝外回り1600mで開催される一戦。
そこで阪神開催の近2年の上位3頭の傾向をみることにする。
( )内は同年府中芝マイルGⅠの実績

2020
➊着 グランアレグリア (安田記念➊)
➋着 インディチャンプ (安田記念➌)
➌着 アドマイヤマーズ (安田記念➏)
2021
➊着 グランアレグリア (Vマイル➊ 安田記念➋)
➋着 シュネルマイスター(NHKマイル➊ 安田記念➌)
➌着 ダノンザキッド  (安田記念➏)

近年のマイルCSはGⅠ実績馬が上位に来る傾向が強いが、阪神開催の近2年とも上位3頭はバリバリのGⅠ馬だった。
更に、連対馬は同年の府中芝マイルGⅠでも上位に来ていた。
府中芝マイルGⅠは安田記念とVマイル、NHKマイルCの3レースで、左回りと右回りの違いがあるとはいえ、同じ1ターンで直線が長いコースということで、府中芝マイルGⅠ実績がそのままリンクされるということだ。

今年の出走馬でGⅠ馬は5頭で、( )内に同年の府中芝マイルGⅠ成績も併せて記すと、

③ダノンザキッド   (安田記念➏)
④シュネルマイスター (安田記念➋)
⑤サリオス      (安田記念➌)
⑥ソダシ       (Vマイル➊)
⑮ダノンスコーピオン (NHKマイル➊)

同年の府中芝マイルGⅠで上位に入った馬は③を除く4頭で、本命はその中からとなる。
因みに、当日は雨予報で、雨量次第では馬場状態の悪化が予想される。
人気上位馬の大半が瞬発力勝負がウリのタイプだけに、馬場悪化でその決め手が殺がれるシーンも想定したい。

そんな訳で、今回はGⅠ実績と府中芝マイルGⅠ実績に加えて、馬場悪化想定した予想となる。

◎⑥ソダシ

上位拮抗のメンバー構成で人気が割れ加減な中、①人気が予想されるソダシの取捨選択が、今年の鍵となりそうだ。
芝マイル4戦4勝はすべて1ターンコース、特に今回は阪神JFと桜花賞を制している舞台だが、いずれも牝馬限定戦でのものだけに、ポイントは強豪牡馬との相手関係一点に尽きるだろう。

マイルCSの斤量規定は57㎏を基準として、3歳は1㎏減、牝馬は2㎏減となっている。
ソダシは牝馬なので、2㎏減の55㎏で出走できるが、この恩恵は大きい。
古馬牡馬はもとより、3歳に対しても斤量アドバンテージが有利になるが、当日の雨予報で馬場悪化となれば、この恩恵は重要な武器になる。
有力どころが瞬発力勝負の末脚特化型なだけに、馬場で脚が止まれば正攻法で結果を出しているソダシの出番。
血統的に馬場が渋っても問題なく、牡馬相手の今回もここでは素直に本命とする。

前年の➋着馬で今年の安田記念も地力高さで➋着に来たシュネルマイスター、同じ安田で➌着と復調し、前走の毎日王冠をレコ勝ちしたサリオスが相手だが、いずれも内枠に入ってしまったのがどうか。
一方、今年のNHKマイル覇者で富士Sで56㎏を背負って➌着のダノンスコーピオンが外枠に入ったことで却って有利になり、一発警戒したい。

◎⑥ソダシ
△④シュネルマイスター
△⑤サリオス
★⑯ダノンスコーピオン

馬券はソダシの単複中心に組み立てる。


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