2022 ジャパンダートダービー(JpnⅠ)

3歳限定のダートグレード競走で、南関東では羽田盃、東京ダービーととともに”南関東三冠”の一つになっている。
但し、2024年からはその羽田盃と東京ダービーもダートグレード競走となり、中央にとってもダート三冠路線が出来上がるので、現在の形で行われるのは来年までになる。

近10年の所属別成績を見ると
美浦(2-1-2-18) 8.7%/21.7%
栗東(6-8-5-23)14.3%/45.2%
地方(2-1-3-62) 2.9%/8.8%
中央勢(特に関西馬)が優勢であるものの、地方勢も6頭馬券になっている。
その6頭すべて南関東所属で、羽田盃と東京ダービーの成績も併記する。

2012 3着アートサハラ 大井 羽田盃1着 東京ダービー5着
2014 2着ハッピースプリント 大井 羽田盃1着 東京ダービー1着
2015 3着ラッキープリンス 浦和 羽田盃3着 東京ダービー1着
2017 1着ヒガシウィルウィン 船橋 羽田盃2着 東京ダービー1着
2019 3着ミューチャリー 船橋 羽田盃1着 東京ダービー2着
2021 1着キャッスルトップ 船橋 (水無月賞1着)

馬券になった6頭中5頭は羽田盃か東京ダービーいずれかを制しており、南関東クラシックで勝利実績がなければ中央の強豪相手に太刀打ちできない。
唯一の例外が昨年12人気で勝ったキャッスルトップだが、それとて前走1着からの臨戦だった。
今年の出走メンバーは中央勢6頭、南関東5頭、他地方2頭だが、羽田盃馬ミヤギザオウや東京ダービー馬カイルが揃って不参戦ともなれば、今年は中央勢中心の争いになるのは間違いないだろう。

◎⑥ブリッツファング

今年の注目は大久保龍厩舎の2頭出しだろう。
兵庫CSで2着以下を8馬身千切ったブリッツファングが本命。
デビューから(3-0-0-1)で、3勝全てがコース一周のレースで、唯一の着外が1ターンコースだったヒヤシンスS(9着)という点を踏まえれば、今回の舞台設定は好条件といえる。
今回は何が何でも逃げたい馬が不在ならばペースがさほど速くなることはなく、得意の好位から抜け出しで押し切れるとみる。

ここ2年が波乱のせいか、人気の割にはオッズ妙味は十分で、ブリッツファングの単複一点で勝負したい。

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