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🗑️自分の技術もある意味使い捨て

👋 はじめに

こんにちは Web3 デザイン トークス のテクノグリフスです 。
本日もニューヨークからお送りします 。

このアカウントでは Web3時代における、3Dデザイン、モーショングラフィックス、タイポグラフィーなどについて新しい発見や学びを共有していきたいと思います。

この内容は、Stand FMApple PodcastSpotify でも「Web3 デザイン トークス」@Technoglyphs にて音声配信しているので、でぜひチェックしてみてください!

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🔄 技術の「使い捨て」時代を生き抜く

本日は、「自分の技術もある意味使い捨て」という考え方について、3つの観点からお話しします。

1. 技術革新のスピード

現在、AI関連ツールが次々と登場し、追いかけるのに必死な方も多いでしょう。

しかし、あれもこれもと手を出すと、結局中途半端になる危険性があります。

ですので私は3Dデザインに軸足を置きつつ、AIもチェックしている、というスタンスです。

私は以前、紙媒体をメインにしたデザインを行なっていましたが、コンピューターという技術革新によってそれまで必要だった技術が求められなくなった、という話をよく聞いていました。

例えば過去の例を挙げると、パソコン登場以前は、定規やカラス口を使った正確な線引きが重要視されました。

これらの技術に長けた人は尊敬され、仕事も多く受けられました。しかし、パソコンの登場でその需要が激減し、多くの方が仕事を失うという事態に直面しました。

現代では、Photoshopの切り抜き技術も同様の運命をたどっています。

以前は非常に重宝されたスキルでしたが、AIの登場で、その重要度が大きく下がっています。

細かい調整には依然として人間の技術が必要ですが、以前ほど重要視されなくなっているのが現状です。

2. ソフトスキルの重要性

技術革新が速い時代だからこそ、対人関係やプレゼンテーション力、信頼を得る力といったソフトスキルの重要性が高まっています。これらのスキルは、技術の変化に左右されにくく、長期的に価値を持ち続けます。

現在、私はジョノ・ベーコンさんの『People Powered』という本の日本語版を読んでいます。

この本はコミュニティ運営に非常に役立つと聞き、読み始めましたが、まだ読み終えていない段階でも多くの示唆に富む内容に出会っています。

この本の内容は、社内のチーム作りにも応用できそうですし、さらに小さな単位、例えば家族のような範囲でも活用できる知識が含まれています。

人と人とのつながりを作り、維持していく力は、どんな時代、どんな仕事においても重要なスキルだと言えるでしょう。

遠くへ行きたければ、みんなで行け ~「ビジネス」「ブランド」「チーム」を変革するコミュニティの原則 by ジョノ・ベーコン (著), 山形 浩生 (監修, 翻訳), 関 治之 (その他), 高須 正和 (翻訳)


3. コア技術とトレンド技術の見極め

技術の世界では、コアとなる技術とトレンドの技術を見極める力が重要です。

コア技術の例としては、色彩設計の知識や情報を構築する力が挙げられます。

一方、トレンド技術は、次々と登場するアプリケーションやデザインツールなど、より具体的なツールに関するスキルを指します。

トレンドの技術を追うことや新しいAIツールを試すことは決して悪いことではありません。

しかし、それだけに固執すると、常に新しいものを追いかけ続けなければならなくなります。

それは、車輪の中を走り続けるネズミのような状態に陥る危険性があります。

そのため、時には立ち止まって、長く使える基本的な原則や理論を学ぶことも重要です。これは決して無駄な投資にはなりません。

例えば、デザイン理論だけでなく、ブロックチェーンに関する知識やセキュリティに関する基本的な理解は、これからの時代、長く使える知識になるでしょう。

クリエイターであっても、こういった幅広い知識を持っておくことは、将来的に大きな強みになると考えています。

💡 スペシャリストvsジェネラリスト


キャリアプランを考える上で、「スペシャリストになるかジェネラリストになるか」という選択肢がよく議論されます。

私自身はどちらかというとジェネラリスト寄りで、幅広く仕事はできますが、特定の分野で極めて専門的というわけではありません。

現在働いている会社は比較的小規模なチームなので、多様なスキルを持っていることが重宝されています。これはジェネラリストの一つの利点と言えるでしょう。

最近知った興味深い概念に、「T型人材」と「π型人材」があります。

T型人材は、アルファベットのTの形のように、横棒が幅広い知識を表し、縦棒が特定分野の深い知識を表します。

若い頃はジェネラリスト的に様々なことを学び、キャリアを重ねるにつれて特定の分野を深掘りしていくという成長パターンがT型人材の典型です。

一方、π型人材は、πの形のように横棒(幅広い知識)に加えて、2本の縦棒(複数の専門分野)を持つ人材を指します。

これは、幅広い知識を持ちつつ、複数の分野で専門性を発揮できる人材像を表しています。

キャリアプランを考える際、自分がどのタイプを目指すのか、また現在の立ち位置がどこにあるのかを意識することで、より効果的な学習や経験の積み方を計画できるかもしれません。

👋 結び

ということで、本日は「自分の技術もある意味使い捨て」という観点から、技術革新の速さ、ソフトスキルの重要性、そしてコア技術とトレンド技術の見極めについてお話ししました。

今回の内容に興味を持っていただけたら、ぜひ「いいね」やフォローをお願いします。皆さんの反応が今後の投稿の励みになります。感想などもコメント欄にぜひ書き込んでください!

また今回の内容は Stand FM でもお話ししているので、ぜひチェックしてみてください。

配信は週3回、火曜日、木曜日、土曜日 日本時間 朝8時の投稿を予定していますので、ぜひお聞きください。フォローしていただけるとリマインダーが届くので、お聞き逃しないかと思います。

ではまた!

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