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S&Mシリーズ(すべてがFになる)

人生を変えた本

大袈裟と言うかもしれない。
でも、間違いなく事実だと思う。

このシリーズに関して語り出すと、1日語れる自信がある。
それくらい、大好きなシリーズだ。

そして、これはシリーズの第一作として発表された。
本当の順番は違うのだが、諸事情でこうなった。

最初に刊行されたのは、なんと1996年、30年近く前になる。
刊行されて割とすぐに読んだ。

本当に衝撃的だった、色々なものが印象的だった。
これが、ミステリー小説にハマるきっかけだった。

話の中身を詳しく説明はしないが、私が気に入った内容について話そう。

印象的だった物

印象的だったモノが二つある。

一つはRed magicだ。
小説に出てくる、建物内を制御しているOS、それがRed magic。

冷静に考えていただきたい。
1996年の段階で、施設全体を制御するOS。
しかも、音声認識も出来る。

近未来で実現出来るであろうことが、リアルに描かれていた。

この本を初めて読んだ時に思った。
こう言うものを作ってみたい、と。

それで自分の進路を決めたのだから、人生に多大な影響があったと思う。
そもそも、エンジニア志望なので工学系に行くつもりでいた。
それがより明確になったきっかけだった。

そう言う作品に出会えたことは、幸せだった。

印象的だった者

もう一つは、登場人物の一人・真賀田四季。

たくさんの印象的な人物が出てくる。
どなたが良いか、甲乙つけ難い。

主人公の犀川創平、西之園萌絵もとても魅力的。
それ以外のサブキャラも、後々の話に大きな影響を与える、重要な役柄だ。

だが、真賀田四季ほどの衝撃はなかった。
この人を超える印象を受けた人は、今までいなかった。

全く真似が出来るわけではない。
けれど、彼女の思考方法が私の一部になっていることは間違いない。

ああ言う人物に少しでも近づいてみたいと今でも思う。

著者が天才的な考え方だから作れるキャラなのか。
兎に角とても影響を受けた。

作品としての展開

記憶にある方もいらっしゃるかもしれない。
このシリーズは色々なメディア形態で展開されている。

テレビアニメ、漫画、ドラマ、全て見た。
どれも個性が出て面白かったが、ドラマが印象的だった。

特に、真賀田四季役の早見あかりがハマり役に見えた。
本当に真賀田四季が好きなんだと思う。

ミステリーとして

あまりミステリーを読み慣れていない頃だった。
だから、この小説をきっかけにミステリーにハマった。

この本と出会い、かなりミステリーに傾倒した。
国内、海外、古典、新作。
面白そうと思えばなんでも読んだ。

お陰で本当に色々な世界が目の前に広がった。
そう言った意味でも、影響の大きな本だった。

是非、皆様にも一読いただきたいと思う。

このシリーズに関しては、語れるものが多い。
なので、それぞれについて述べていこうと思う。

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