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脳神経科学者が教える「デジャブ(正夢)」とは?
今回紹介するのはCharan Ranganathという脳神経科学者が説明するデジャブのお話です。
Charan RanganathさんはUniversity of California, Davis(カリフォルニア大学デイビス校)で心理学科脳神経学部で教授をされている方です。
1971年にインドで生まれ、カリフォルニア大学バークレー校で心理学の学士を取得し、ノースウェスタン大学にて、大学院博士、博士号を取得されています。
ここに来たことがある〜デジャブ1〜
デジャブとは、初めて来た場所なのに、『あ、ここに来たことがある』『この人に会ったことがある』などの
脳が起こす激しい親和性です。
このデジャブに関してウィルダー・ペンフィールド、ジョンヒューリン・ジャクソンなどの科学者が過去に研究をしていました。
彼らが発見したのは、てんかん病を患った人が発作を起こす寸前に過度なデジャブを見るという事である。これにより、彼らはの側頭葉をよく観察していた。この側頭葉が過度に活性している状態が人間の経験してもいない体感に親近感を感じるという錯覚を起こしているそうだ。
バーチャルリアリティによるデジャブ体験
コロラド大学の研究では、バーチャルリアリティを利用してデジャブを研究した。
この研究の方法としては
同じような空間を2つ用意する。
2つは高い柱や、橋、丘などは同じ配置である。ただし、色や光の加減などを変えておくのである。
この2つをバーチャルリアリティで経験した人々は自ずと、
「ここにきた事がある」という気分になったが、どう違くて、どう同じなのかは答えることが難しかったそうな。
ただ、脳みそはこの空間の配置を記憶しており、
また同じ場所に来たときに、親近感が湧くのである。
まとめ
改めて、デジャブとは虚像的な脳が作り出した記憶と、それに限りなく近い現実を見た時に感じる濃い親近感である。
これは眠っている時に作り出した記憶かもしれないですし、訪れた事がある街などの空間の配置と似たような空間に来た時に感じることが多いそうだ。
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