実録!新米ママが陥った”WEBライター未経験者歓迎”に潜むワナ
こんにちは!ママWEBライターてちこです。子ども達と向き合う時間をきちんと確保しつつ仕事も請け負う、そんな生活を目指してきたこの数年。現在は数社と業務委託契約を結び、ライターとして幅広く活動させて頂く毎日です。
さて、主婦をしていると”気兼ねなく使えるお金がほしいな””お小遣い程度でいいから稼げたら”と思うことはありませんか?WEBライターという職と出会う以前の私は、新生児を抱えつつもどこかそんな気持ちが強くありました。そして思い立ったが吉日。PCに3つのキーワードを入れて検索しました。
『主婦』『未経験者歓迎』『在宅』
いくつかヒットした中で自分にできそうだとアンテナを立てたのが、”WEBライター”という職業でした。当時自分にとって仕事を始めるメリットは3つ。
①お小遣いが稼げる ②家で気楽に仕事ができる ③育児以外に何かやる事を見つけたかった
読書が好きで読書感想文を書くのも苦ではなかった幼少期の経験から、なんとも浅い気持ちでWEBライターとして活動を始めようと1歩踏み出しました。しかし、調査不足だった私は募集要項に記載されている業務について深く理解をしておらず、数カ月の間汗と涙を流す事となるのです( ;∀;)トホホ。
求人情報として提示されていたのは次のようなイメージです。恐らくライター募集と銘打ったリクルートサイトで度々見かける内容かなと思います。
職種:WEBライター
報酬:1文字0.5円(1記事3000~7000文字程度)
テーマ:子育てに特化した記事の執筆
納品本数:1か月に10本程度
子育て中の方歓迎・未経験者歓迎・在宅ワーク(自分の好きな時間で働けます!)
さて、今でこそ訝る上の募集要項ですが、仕事探しをしていた当時の私は求人情報を一目見るなり「やってみよう!」と乗り気になりました。企業に連絡を入れテストライティングを受け、WEB面接をパスした後に早々と委託契約を結びました。
結果的に仕事に追われ大変な思いをするのですが、(ある種笑える苦労話はいつかnoteでお伝えできれば!)上記でご紹介の募集要項、未経験から始める際に何が問題であるのかこちらで取り上げていきます。
①報酬額の低さ
1文字0.5円という報酬、あなたにはどのような価値と受け止められますか?2文字書けば1円、10文字書けば5円です。100文字で50円、400文字で200円。高い報酬でしょうかそれとも低いでしょうか。
400時詰め原稿用紙1枚で200円とイメージすると、決して高い金額ではないように思います。加えてこの報酬には、文章を組み立てる時間、多様な情報をネットや文献から拾い上げる時間、構成を考える時間が含まれます。また企業によってはリライト(修正)として記事が返却され、修正を求められることもあります。
1文字0.5円という報酬、”勉強”と割り切り請け負う事も選択肢としては悪くないとも感じますが、モチベーション維持には大分向かない金額だと言えるでしょう。
②成果報酬と作業時間のミスマッチ
請負のライター業は成果報酬であることが多いものです。1記事納品して〇〇円といった契約形態では、作業時間に何時間費やしても成果物に対しての報酬しか支払われません。例えば過去に子育て記事を執筆していた私は、3000文字の記事を書くのに4.5時間程度を費やし、それでいて報酬はたったの1500円...なんともむなしい額面に意気消沈した経験は忘れられませんね(^^;
右も左も分からぬ未経験者が記事の作成をすると、それなりに時間を費やすものです。もちろん個人の能力によるところですが、過去の自分の報酬額を時給計算に置き換えれば、時給300円弱!!!という作業もざらにしていました。「自分の好きな時間で働けます」という謳い文句はその通りではありますが、未経験=作業時間がかかる 事を念頭に求人条件を選定していく事を強くオススメします。
③納品本数に翻弄されないよう注意!
企業により「月に〇本納品してください」と提出本数が定められることがあります。子育てママは家事に育児にただでさえ忙しいもの。自分のライフスタイルをしっかりと理解し、仕事に追われないようぜひここは仕事量をご自身で調整していきましょう。
例えばライター歴4年の現在の私は、仕事の容量も分かり月に10本の納品は可能です。しかし新米ママであり新米ライターであった過去の自分が、月に10本納品となれば神経を擦り減らすだけで正に良いことなし。実体験からそう言えます。”おこづかい稼ぎ”と気を楽にし、自分の生活ペースを守った仕事量をこなしていきましょう。
「新米ママが陥った”WEBライター未経験者歓迎”に潜むワナ」お届けしてきました。言ってしまえばほとんどお金にならず、記事の執筆で心労が嵩んだ時期もありましたが、今は良い勉強だったと思えます(‘∀‘)ただ、これからライターを目指そうと考える方は、回避できる心労は回避しておくに越したことはありません!
次回、「WEBライターはどのようにしてなるの!?」と題し、ママライターとして活動する術をご紹介していきます。読んでいただけると嬉しいです!