(WIP)採用にかかる隠れコスト

こんにちは、緑川です。タイトルにある通り、まだ書きかけの記事です。
今回は採用にかかるコストについて考えています。

採用にはエージェントへの紹介料やサービスの利用料の他に採用担当者の人件費や面接官のリソースなど隠れコストがあるかと思います。今回はあまり意識されない面接官のコストについて考えたいと思ます。

現在主流の面接は下記になるかと思います。

  1. スカウト

  2. カジュアル面談

  3. 現場面接

  4. 役員面接

  5. オファー面談

※それぞれの工程で準備~実施~評価入力があるので、各項目2時間かかるとする
※スカウトのみ週に1時間想定

もちろん面接が1回だったり、3回面接がある企業もあるかと思いますが、いったんこちらを仮で進めていきます。

まずスカウト活動ですね。
スカウト活動は毎週1時間を行うと、年に48時間なので6日間、合計で24日間スカウト活動ををおこなっている担当者が現実的にいるかと思います。

次はカジュアル面談です。
ここは現場のメンバーが1~2人ほど参加すると思います。
カジュアル面談はポジションを募集しているテックリード ~エンジニアリングマネージャーが参加するケースが多いかと思いますので、年収は1000万くらいとします。 年収1000万円の人は時給が約5000円だそうなので、カジュアル面談を営業日で週に1回行うとしたら1年で約48回行うので、 48万円かかることになります。時間で言うと96時間なので1年間で約12日間カジュアル面談を行っていることになりますね。

次に現場面接です。
テックリード1名 (時給5000円) とリーダークラス2名 (時給4500円) 現場面接はテックリードクラスとリーダークラスのエンジニアが2~3名出席するかと思いますので、それぞれ年収1000万と900万円としましょう。合計すると1時間で14,000円、2時間で28,000円になります。こちらはカジュアル面談の半分の回数を行うとして24回 672,000円 カジュアル面談と現場面接だけで100万円かかっていますね。時間は48時間なので合計で144時間、 8時間勤務だと年に18日間になります。

次に役員面接ですが、こちらは現場面接の通過率が4割なら約9人通過することにします。
役員面接は役員・部長・人事責任者が出席しますので、年収も飛び上がって、それぞれ1600万円 1400万円 1200万円とします。 時給にすると21,000円、2時間で42,000円かかることになります。年間で378,000円になりますので、最終面接もなかなか高額ですね。

おそらくこれが最低ラインになりますが、面接を行うだけでもなかなか高額です。さらに重要なのは、場合によっては年に10%ほど採用に時間をかけている方がいることだと思います。

採用も大事な業務ですが、年に10%というと結構な工数ですね。
しかし、エンジニア採用は現場のエンジニアの協力がないと成り立たないのも事実なので、この辺りがエンジニア採用のジレンマですね。

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