IT エンジニアの 1 on 1 ミーテイング
自分は米巨大IT企業エンジニアリードをしている。米国企業では通常は上司との1 on 1ミーテイングが定期的にセットされる。
ChatGPTに1 on 1 Meetingについて聞いてみた。
私は前職の日本企業で 1 on 1 ミーテイングをやったことがなかった。そのため転職するまで1 on 1がどんなものか知らなかったが、最近では日本企業でも定着してきたのかもしれない。
ただし、この1 on 1ミーテイングの進め方、内容は人によって大きく違う印象だ。自分の経験上こんなマネージャーがいた。
一方的に喋りまくる
忙しいからと早めに終わらせたがる、もしくはキャンセルを頻繁にする
業務に関する話しかしない
建設的ではない不平不満、愚痴
時間をとってしっかり話を聞いて、サポートもしっかりしてくれる
いつも具体的によかったこと、そうでなかったことを指摘
なぜかマネージャー側の業務の相談
ネガティブなことも書いたが、何もマネージャーが悪いわけではない。当時の私は1 on 1ミーテイングで自分から話したいトピックを用意して、最初に伝える、という基本的なことが出来ていなかった。そもそも、何を話すべきかもよく分かっていなかったのかもしれない。そのため、今思うとマネージャーも扱いに困っただろうと用意に想像できる。
一方、1 on 1ミーテイングのトレーニング自体を受けたり学習したことがなく自己流やっている人が非常に多い印象がある。そこでいくつか自分の体験を共有しておきたいと思った次第だ。
1 on 1ミーティングの本
エンジニアだけではなく一般的な 1 on 1ミーティングを理解したい方にはこんな本もある。目的やすすめかたなど体系的に理解するのに役立つ。主にマネージャー視点だが1 on 1の経験が豊富な方も、もし自己流でやっているのであれば一読することをお勧めする。
ちなみに、この本では話し合うテーマを7つ紹介してくれている。下図の①から⑦、それぞれでどのような質問をすればよいのか具体例が紹介されている。非常に基本的なことも含めてだ。エンジニアにも7つのテーマは当てはまりそうだ。
信頼関係づくり
優秀なマネージャーは仕事、プライベート双方で理解を心がける。例えばワークライフバランスや、体調を崩していないか、モチベーションが落ちていない。家庭で用事があるのではないか、といった基本的なことだ。1 on 1をやってないとこんな基本的なことも共有できていないのではないだろうか?私は全くできていなかった。特に多忙なエンジニア、コミュニケーションレベルの低いエンジニアは気を付けるべきステージだ。
目標設定
エンジニアは達成したい目標や課題を明確にしておくとよいだろう。例えば今後スキルアップしたいことについて話し合って伝えておけば、チャンスが増えるかもしれない。米国IT企業ではキャリアプランや目標を明確にしておけば、そのためのトレーニングの機会やアサインメントを検討してくれることがある。逆に共有してないなら、何もしてはくれない。レールは用意してくれないのだ。
進捗とパフォーマンス
米国IT企業ではエンジニアのパフォーマンスは給料に大きく影響する。個人でより多くのタスクをクローズしても十分ではない。他のチームとのコラボレーションや知識の共有など多岐にわたる指標がある。なので、エンジニアは自分自身の成長とパフォーマンスを改善するために具体的な何をすべきかを1 on 1ミーテイングでマネージャーに確認すべきだ。そして、日本のエンジニアが忘れがちだが、大きな貢献をしたならばアピールを忘れずに。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。ニーズと機会があればもう少し深堀してご紹介したいと思います。お疲れさまでした。
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