社内ラジオ!テックドクターで働いている人に話を聞いてみた ~データサイエンティスト編
こんにちは!インターン生のmです。広報や社内検証のサポートを主に担当しています。
弊社では「社員がお互いの事を知る」、「仕事の内容や困りごと、要望などを共有する」、「仕事観、テックドクターの将来、夢などを語る」ことを目的として、昨年の夏から社内ラジオに取り組んでいます!社員を1名ずつゲストに招き、リラックスしながら自由に話した内容を社内のSlackで公開しています。
今回は、リードデータサイエンティストの深見さんとCEOの湊さんで6月に収録した社内ラジオを記事にしました。
※Tech Doctorがどんな企業なのかは、過去記事をご参照ください。
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テックドクターに入社した理由
湊:今日は満を持して、深見さんにお越しいただきました!新しくテックドクターに入社してくれた人、そしてもちろん今いる人にも、「深見さんがどんな人か、何を考えているのか」が伝わったらよいなと思います、よろしくお願いします。
深見:よろしくお願いします。
湊:深見さんはこの1年と3か月、正式にジョインをしていただく前から手伝っていただいていて、『一番この人と働きたい!』と思っていた人でした。改めて、これまでの経歴を教えてください!
深見:前々職では位置情報データから来店確率予測モデルを作っていました。広告プロダクトを作って、どの人にどのような広告を出せばクリックしてくれそうか、という予測をやっていました。前職では入会の予測と、介護データの整備をしていました。
湊:では、そんな深見さんがテックドクターに入社した経緯を聞いていきましょう。
深見:僕は昔からモノづくりが好きなので、根底には「人に自慢できるもの、自分が使いたい・他の人に使ってもらいたいと思えるようなプロダクトを作りたい」という思いがあるんですよね。「ベンチャーで色々やってみたい」とは前から思っていましたし、まさに作っていて誰かに自慢したくなるようなプロダクトを作ることができて、データも面白そうだと考えて、テックドクターにジョインしました。
入社して印象的だったこと
湊:1年3か月を振り返ってみて、想定していたこと・そうではなかったことはありますか?
深見:ウェアラブルデバイスはまだまだ信頼性が不明確で、データの粒度や内容に関しても確認するところから始まったので、クライアントの方々に全然受け入れてもらえずもっと苦戦すると思ってたんですよね。想定していたよりは受け入れていただいています。
そして一番印象的で意外だったことは、自分のFitbitから取れるデータを分析してみて、「ちゃんとデータが取れている!」と実感したことですね。データからグラフを作るともう少し自分の感覚と合わないものができあがると思っていたんですけど、CVR-R(呼吸による循環血液量の変化を表す、低いほど交感神経が活発)やSDNN(心拍の標準偏差)、LF/HF(交感神経活動の指標、高いほど交感神経が活発で低いほど副交感神経が活発)などを可視化して24時間の自分のグラフを見てみた時に、寝ている間や朝起きてすぐのデータが想定していたよりもきれいに取れていて驚きました。
湊:やはりあれだけ毎日Fitbitから取れるデータをグラフにして、データに詳しくない人にも分かるように可視化するために、日々粘り強く取り組んでいるじゃないですか。アウトプットを重ねて社内での検証を1年続けたことは価値のあることだと思うんですけど、その中で気づいたことはありますか?
深見:どんなコンテンツが皆さんに刺さるのかは分からなくなってきてますね(笑)これは面白そうだとじっくり考えて社内の検証で出したものが全然ウケなかったり、さっと考えて出してみたものが高評価だったり…。
湊:でもそれは、社内の我々が1年間データを見てきてバイアスがかかっているのもありそうですよね。社内のチームのコンディションや雰囲気にも左右されるでしょうし。
深見:それはありますね。なので社外での検証を行って、コンテンツをより厳しい目で評価していく必要があると思っています。
テックドクターのデータチーム
湊:これまでテックドクターのデータのチーム、データの解析方法など全部深見さんが手探りで作ってきてくれたと思うのですが、改めて今のデータのチームを今後どんな風に作っていきたいと考えていますか?
深見:データを分析する人には、まず自分自身のデータに興味を持って欲しいです。自分でも見てみたいと思えるプロダクトを作って欲しいので、型通りの分析をするよりは、自分のデータが取れているということを実感して興味を持った上で色々分析をして欲しいですね。今の段階で型通りのことをやっても面白くはないので、しばらくは自由気ままに分析したいことを見つけて分析して欲しいという思いがあります。
24時間5秒間隔のデータなんて、皆さんこれまで見たことのないデータじゃないですか。例えば寝ている間の心拍数でも人によってスパイク(瞬間的に値が変化すること)が違うのを見た時に興味を持って、スパイクが出ている日と出ていない日、出ている日の数、スパイクの大きさによる違いは何かあるかなど、まだまだ分からない面を細かいところまで興味を持ってデータを見て欲しいです。
湊:深見さんと話していて面白いなと感じるのは、データとかサイエンスは限られた真実を見つけるという方法で発展してきた一方で、データを見ていくと真実は1つなのかもしれないけど、それをどう解釈してどういう価値にするか、組み合わせてどのようなことを伝えられるかは決して1つではないということです。もちろん事実を曲げて伝えることはしないけど、どういう解釈をできるか、相手の価値になるように伝えることは、ただ事実を伝えれば成し遂げられることではないですよね。
深見:それはその通りですね。今はデータが豊富にあるんですけど、僕はデータが少ない時代も経験していて、その中でもクライアントに説明するためには少ないデータの中から言い回しにも気を付けて伝えられることを捻り出す必要があったので、その経験が今も活きている気がしますね。
僕は工学部の出身でものづくりに焦点があるので、今あるものをどう工夫すると何を実現できるか、という考え方をするんですよね。なので理想的な環境や新しいツールがなくても、今のものでも工夫次第でより良くできるんじゃないかという発想をしてます。
湊:僕たちはまだテックドクターを始めて数年なのに、社外のよく考えているチームの方々に興味をもっていただけて、クライアントとして一緒に仕事をさせていただいているのは、深見さんに教えてもらった価値が大きいなと思いますね。今あるものからどういう風に説明できるか試行錯誤する努力は、我々は1歩2歩進んでいると思います。それはデータチームのカルチャーとして出てくるものですよね。
目指したいテックドクターの未来
湊:最後に、我々テックドクターのチームにどんなことを期待しているかを伺って終わりにしたいと思います!
深見:一気通貫した精度の高いデータが欲しいというのはずっとあって、それが蓄積すれば本当に価値になると思うので、企業向けSelfDoc.、クリニック向けSelfDoc.、そしてSelfBaseを早く繋がったものにしたいですね。
湊:それが、深見さんが最初に言っていた「誇れるものを作りたい」に繋がりますよね。そういうものを、一緒に作っていきましょう!
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いかがでしたでしょうか。
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