【北海道大戦】ゲーム開発者 たっきーさん「プログラミングを趣味で！」TechCommit個人開発コンテスト2021冬
こんにちは！TechCommit運営メンバーの石黒です。
今回は、「TechCommit個人開発コンテスト2021冬」へご応募頂きました【北海道大戦】の開発者たっきーさんにインタビューを実施しました。
実際に使用したライブラリについてや、ゲーム開発において大切な観点について伺いましたので、ゲーム開発に今後挑戦をしたいな・・・と考えている方は是非参考にしてみてください♪
■TechCommit個人制作2021冬応募作品【北海道大戦】
TechCommitコンテストは、一言でいえばTechCommitメンバーに向けた文化祭のようなイベントです。
『個人で開発や学習を進めようと思ってもなかなかモチベーションが上がらない・・・』という方も、仲間と一緒に楽しく開発や学習の進捗を出せるよう、中期的な目標のひとつとして捉え、挑戦をしてもらえるよう設けられたイベントです。
詳しくは下記のnoteを是非ご覧ください。
たっきーさんは現在 北海道、札幌市に在住のTechCommitメンバーです！
「北海道179市町村を、人口を戦力として戦った場合、どこが全国統一できるか？」をコンセプトにフリーソフトのゲーム【北海道大戦】を発表されました。
ーインタビュアー自身も北海道民ですが、アイヌ語由来の難読な地名について分からないものが幾つもありました。中頓別町、占冠村など...特に北海道にお住いの方は色々発見もあるので是非遊んでみてくださいね(^^)
ダウンロードページのリンクは下記をご参照ください。
ソースコード・資料のご提供（GitHub）
それでは、たっきーさん、よろしくお願いします(^^)
ーまず初めに、これまでのキャリアについて教えてください。
ITに関わったのは中学時代にＣのコンパイラを貰って、いじったというのが始まりです。
卒業した学校は旭川の高専なんですけど、その授業の中でやっていたのでプログラミングのC言語の系統は分かるんです。
エンジニア歴は20年くらいです。
現在は就職活動中で、元々はシステムエンジニアとかプログラマーとかやってたんですけど、今ちょっと身を引いています。
プログラミングは趣味のレベルです。
■【開発インタビュー】開発にかかった期間と開発方法
朝活派「朝早く起きることが習慣になっているんだ」と明るく語る努力家のたっきーさん
ー開発期間は3か月程度とお聞きしましたが、どの位一日作業なさっていたのでしょうか？
朝、1日に1時間・・・ぐらいですかね。
今日はここまでやると決めて、その成果をブログに上げるっていう風に
作りました。
▼日記 ＜自分、ぼっちですが何か？＞
日記【自分、ぼっちですが何か？】は、2020年6月11日から執筆されています。
北海道大戦のフローチャート表やMAPDATA、バトルシーンのコード資料などを掲載なさっています。
只今、C#カテゴリで【北海道大戦】開発過程が掲載中です~(^^)
ーだから、こんなに沢山日記を書かれていたのですね！開発の時間を確保することは大変ではありませんでしたか？
今、生活リズムがですね、早起きになっちゃったんで朝５時に眼が覚めます。
ー開発途中で、苦心したこと、理想と現実のギャップなどはありましたか？
はい、順調にいきました。
自分の力でこういう設計したら良いんじゃないかっていうのを頭の中で組み立てて、進めていきました。
今回の開発では、何か教材を見ながら作ったというのはしていないです。
困った事が発生した時はインターネットで記事を調べる、自力でトライ&エラーで作っていきました。
今はもうインターネットで調べようと思ったらいくらでも調べられるので。
1番問題だったのは、札幌強すぎ問題で、いかに札幌を弱くするかです。
■札幌市が強すぎ問題が発生、問題解決の為に北海道地図の作り直しをしました。
『札幌が強すぎる問題』というのが、開発の終わりぐらいに出てきました。
最初の方に薄々そうではないかと思っていたんですが、実際に動かしてみて気付きました。
ー解決策は具体的にはどんな施策をしたのか教えてください！
市町村の戦力を均等に保つため、MAPを修正して札幌を９区に分けるという対策をしました。
ーゲームプログラミングは実際に動かしながらじゃないとバランス取るのはやはり難しいですよね。
■ 作ろうと思ったきかっけは・・・？
ー周りの方の反応が【北海道大戦】の開発へのモチベーションになったとの事ですが・・・？
はい、ふと頭の中に思いついて、Twitterに上げたら結構反応があったことから制作しようと考えました。
そして未だ形にできていない、アイデアも沢山あったりします。
（ Twitter：@n2_takで、札幌市の観光情報や、ITNEWS等についても日々更新されています♪ ）
■【北海道大戦】のサービス提供後にプレイヤーが不具合で困ることが無いよう、動作確認に特に力を入れました。
コーディングはすぐ終わるんですけど、デバッグとその後の作業に時間をかけました。
現場に入ると動かしちゃうのが一番で、実際に今回も動かしてみて札幌市の戦力が強すぎる問題に気付いた。
バグが発生してしまうといけないので、開発においては実際に動かして動作確認することに一番時間をかけました。後からやっぱり見ると、こうしておけば良かったな、というのがありました。
ーちなみに、グーチョキバーの描写が特徴的だと思ったのですが、ご自分で作られたのでしょうか？
いえ、自分で作ったわけではなく、グー・チョキ・パーはWindowsのパソコンの機能でデフォルトに入っているものです。
【特に分かりやすい参考記事です！】
■開発言語について
【北海道大戦】は、VisualStudio2019開発環境でC#のプログラミング言語で開発しました。
Tips: C#はマイクロソフトの提供しているプログラミング言語で、WebサービスやUnityでのゲーム開発、そしてスマホアプリ開発でも利用されています。
参考：https://programming-study.com/trouble/lets-start-game-development-with-c/
Visual Studioは、無料で様々な機能が使える『Visual StudioCommunity』がある事が特徴です。
主にWindowsユーザーを筆頭に人気の開発環境で、Android・Windows等のマルチデバイス のアプリ開発を行うことができます。
Visual Studioのダウンロードはこちらをご覧ください。
■開発の裏側に迫りました♪
ー特に開発で力を入れたところ・こだわったところなどがあれば教えて下さい。
自治体間のリンクを、実際の地図に合わせて作成しました。
北海道の各自治体の位置関係についてのホームページを参考にしながら、EXCELに情報を方眼紙みたいに整理して使い、かなり実際の位置関係にこだわって出来たなって思っています。
【統計データ・ランキング 北海道の市町村面積 市区町村面積/順位or比較/一覧表】
■ 開発に用いたゲームライブラリについて
ー【北海道大戦】をプレイして、最も印象的な179市町村の人口棒グラフが縦にクルクル動く実装については、どうやって実装したのでしょうか？
ゼロから作ったわけじゃないんです。
全部を初めから、自分で作ることは難しいから、ゲームライブラリ Altsee（アルトスィード）の力を借りました。
難しい知識がなくても、利用出来るのでその力を借りるのが一番手っ取り早いです。
Altseedを使うとアイデア次第で色々作品が作れる、
自力だと作る事が難しいことが難しい、例えば絵を表示させる機能を作るのにも良いです。
(AltseedはC++・C＃・Javaなど複数のプログラミング言語対応のゲームエンジンです。グラフィックやサウンド、ジョイスティック等の機能をまとめたゲーム用ライブラリが用意されています。)
Altseedには、リソースファイルを一つのファイルにパッケージ化するツールが準備されています。
Altseed2チュートリアルはこちらを参照ください。
■ 最後に ～作品完成に向けて挑戦中✧✧
【農場経営ゲーム】のお話を聞きました！
たっきーさんは現在、RPGゲーム【農場経営ゲーム】を開発されています。
たっきーさんの好きなゲーム《牧場物語》等から、アイデアが浮かんだそうです。
画面の文字の箇所は、【Google Fonts】で作成、「今現在の完成度は40％くらい、年内完成を目指している。」と挑戦への意欲を語りました。
Tips:【Google Fonts】について 基本的に無料で利用が出来ます、様々な字体・言語のフォントが用意されています。
ーどんなゲームになっていくのか？完成がとても楽しみです。
【農場経営ゲーム】完成したら私も遊ばせて貰いたいと、今からワクワクと楽しみにしています！
■まとめ
Windowsのパソコンユーザーの方は是非、Visual Studio環境でゲーム開発に挑戦してみるのもいかがでしょうか？
また、たっきーさんが利用されていたAltseedなどのライブラリも是非チェックしてみてくださいね。
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もし個人アプリ開発を1人で開発するのが辛い方などは、TechCommitもご利用ください♪