【投資銘柄公開】コロナと個別米国株投資
※使っている証券口座はマネックス証券
マネックスを選んだ理由
手数料が明快で、透明性が高い
投資信託(特にノーロードや信託報酬が少ない)のラインナップが充実している
投資情報が細かく見れる
新卒で働いた会社でシステムを担当し、3ヶ月常駐していたため、社風や中の人の人となりが良かった
特に最後の理由が大きく、1ベンダーの3年目社員の私も日次の定例会に参加させていただき、様々な話を聞けました。
結構、この第一印象がそのまま残っているんだと思います。
ちなみにマネックス証券の口座開設は、自分の作ったシステムのテスト用でしたが、そのまま自分の資産形成のメイン口座となったのは皮肉ですね。
コロナ前夜
さて、コロナ前(2019年)は、日本の個別株もいろいろ持っていましたが、ラッキーなことに、2020年初頭(コロナ前)に全て手仕舞いし、
「さぁ、S&P500やろうかな」
と現金残高を増やしていた時に、コロナがやってきました。
だいたい現金比率を半分近くまで高めていたので、2020年3月は3つの選択肢がありました。
残りのポジション手仕舞いし、しばらく逃避
ひとまず様子見
現金全ツッコミ(ナンピン)
私は迷うことなく3を選び、証券口座に積んであった現金を、激しく下落したS&P500、個別ハイテク株に突っ込みました。
特に勝算があったわけではないですが、自分の中での、この厄災のポイントは3つあると思っていました。
古代より、疫病流行は何回もあった(中世のペスト、20世紀初頭のスペイン風邪、21世紀の新型インフルエンザ等)が、人類は時間がかかるにしろ、全て克服(根絶、寛解)している
リーマンショック(2008年)の影響は金融当局の介入で2年弱で回復するなど、金融危機を克服する技術を人類は獲得しており、今回も一時的な金融パニックは、パニックを上回る金融緩和で中和させるだろうという期待
そもそもこの疫病でもし、人類が破滅の際に追い込まれるとすれば、「現金もってるか、株式もってるか」は、そんなに重要か?
つまり後出しジャンケンではなく、2020年3月時点のあの判断は、私の中である程度の合理性はあったわけです。
結局は、2022年ウクライナ戦争までは、この投資は大成功し、資産は2倍近くまで増えました。
※ウクライナ戦争への対処は長くなるので別稿
現在の個別銘柄投資
実際見たほうが早いので公開します。
個別株13、ETF5の合計18銘柄となります。
ちょっと前はもう少し多かったですが、決算を確認し判断できるものとしては、この程度が適正だと思い整理しました。
個別に見ていきたいと思います。
AAPL: Apple Inc
言わずと知れた、ハイテク株の雄
購入が結構早かったので、数倍では効かないレベルで値上がりしていますが、1兆ドル到達を境に少しずつ手仕舞っています。このまま同規模持ってても良かったのですが、あまりにも資産内の割合が高くなったので、適正規模まで売却しています。
購入した理由: 自分がヘビーユーザーであること
ADBE: Adobe Inc
BtoBとしてはブランド、製品力が高いのに過小評価されていると思って購入
結果的には1.6倍程度。
買った時の株数をホールド
購入した理由: BtoBでの存在感
AMZN: Amazon.com Inc
いろいろ毀誉褒貶の激しい会社ですが、会社は嫌い(気に食わない)でもサービスは利用してしまう、という典型的な企業
購入した理由: Kindleのヘビーユーザーであること
CCL: Carnival Corp
日本では”ダイヤモンド・プリンセス”が有名な、クルーズ船運営会社の大手
当然だが、コロナで大打撃のため、ほぼ投げ売り状態であったが、財務体質が数年は生き残れると思い購入
ただし、13銘柄の中でダントツの大赤字
購入した理由: 宝くじ
DOCS: Doximity Inc.
日本で"エムスリー"という医師向けのポータルサイトを運営している会社があるが、これに近い事業をしている米国の会社
エムスリーの時価総額、日本と米国の医療市場規模等を考えるとx10ぐらいになってもおかしくないぐらいに株価が放置されていたので購入
まぁまぁプラスだが、不満
購入した理由: 真面目な業界分析
GOOGL: Alphabet Inc Cl A
私がGoogleを辞めた(2014年)時に記念で購入したものをずうっと持っている
なので数倍にはなっているが、だいぶ現金化した
購入した理由: OBとして
KO: Coca Cola Co / PG: Procter & Gamble Co
これは2年前に自分のポートフォリオを見て、「ハイテク多すぎ」と思い、Value株として購入
結果的には大成功で、ハイテクとは別の動きをしているので、資産全体のボラリティを下げることに寄与
購入した理由: 資産分散
MSFT: Microsoft Corp
これは決して昨今のAIブームではなく、またWindows時代に買ったわけではなく(買っていたらすごい金額にっ)、クラウド事業(Azure)がすごい順調だなと思って、Amazon、Google買っててMicrosoft買わないのは気持ち悪いので購入
結果的にここ半年で激上がりしましたが、もともと購入額が少ないので、あたふたすることなくホールド方針
購入した理由: クラウドセクターのバランス
NFLX: Netflix Inc.
これは完全に自分がヘビーユーザーであること。
最近逆風が吹いているが、その前の爆上がりで1/4ぐらいまで手仕舞ったので、あまりダメージがない
購入した理由: ヘビーユーザー
NVDA: Nividia Corp
年初来では2.5倍になっているが、AIを予測したわけでも、暗号通貨(マイニング)需要を予測したわけでもなく、BtoBが伸びるかもなーと思った次第
購入した理由: BtoB需要予測
SNOW: Sonwflake Inc
BtoBのソフトウェア、サービスに携わってきた私としては、データを極めて簡単にわかりやすく整理するという需要は、今後伸びていくと予想。
Tabelau(Salesforce)など競合はあるが、データが増加するほどアーキテクチャ(製品の構造)勝負になると思い、珍しく製品カタログを精読して購入
また、こういった会社は、最終的にはどこか(今まで出てきた銘柄のどこか)が買収すると予想
購入した理由: BtoBデータ需要
TSLA: Tesla Inc
出ましたイーロン
コロナよりも前から買い増ししていて、コロナ後に何故かx10ぐらいになったので、半分以上を手仕舞った。
ただ、全部売るのは何か惜しいので少し残している。
イーロンが好きなわけではないが、突破力は密かに期待している
唯一のリスクは彼自身。そういう意味ではギャンブル
購入した理由: 宝くじ
VOO, VT, VTI, VYM, SPYD: ETF
ETFは、以下の基準で選定
<手数料(信託報酬率)が少ないこと>
一番低いものは0.03%(年)。無視できるぐらいに小さい
<取引規模が大きいこと>
数兆円規模はやはりないと
<インデックスとの乖離が少ないこと>
意外と乖離しているものは多い
<投資方針が明快であること>
ESG, SDGsファンドなるものには決して投資をしない。そういったところに支援したいのであれば、儲けたお金を寄付します、というピューリタン精神
同じ理由で、ニューグリーン、ミライファンドなるものにも一切やらない
そもそもそういったものは手数料が高い
となると、200以上あるETFの中でもこれくらいに結果的になってしまった。
今後の方針
現在転職活動中なので、仕事が決まり次第、以下のルールで積み上げ、刈り取りを行う予定
個別銘柄で米国資産全体の10%を超えるたもの(株価上昇)については、10%以下になるまで売却
売却資金で、5つのETFが均等な金額になるように分散購入
配当金はある程度貯まったらETFへ再投資
毎月の給料からの資金はNISAにて個別ETFを積み上げる
※個別銘柄が育ったらETFを太らせる方針