車載OS(ビークルOS)

ECU(ADASやコックピット)の統合化を見据え、通信や車両内のデータを一括して処理し、車両を制御する(自動運転やOTAにも対応)ものを車載OSと呼んでいるが、従来OSのLinux(AGL)やBlackBerry製QNXの上に実装されているためラッパーというかミドルウエアの位置付け。独Volkswagenは、子会社CARIAD(カリアド)がVW.OS(BlackBerry製QNXベース)を開発中で自動運転レベル3~4を目指す。米国Teslaは独自開発(Linuxベース)。トヨタも独自にAreneを開発(Linuxベース)。各OEMの車載OSは、ADAS向けライブラリや検証環境を提供し、開発効率化に貢献。車載OSは、ECUのアプリとOSの間に入り、ECUのOSやハード(SoCやDDRメモリ等)が違っても、車載OSがアプリと繋がれば、様々なアプリを動作させることができる。
名古屋大学の高田教授を中心に、車載OSのAPIを標準化する動きもある。

図1.車載OSの概要


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