高性能SoC(System on Chip)に係る要素技術の概要を記載します。
FFI(Freedom From Interference)ハードの話。様々な機能安全(ASIL-D、ASIL-B、QMなど)のソフトを1つのSoCに実装する際、ソフト間が干渉しないこと(FFI)の保証が重要。QMソフトからASIL-Dソフトへのアクセス制限(SoCに接続されているDDRメモリをASIL-DソフトやQMソフトで共有する場合、QMソフトからASIL-Dソフトへのアクセスを禁止するな
SoC(System On Chip)のマルチコアで採用されるホモ接続とヘテロ接続について記載します。
「ホモ接続」は全て同じコアで構成され、コア間のデータ転送が容易のためソフトの並列度向上に有効。例えば、ArmのCA73だけで構成。
「ヘテロ接合」は異なるコアで構成され、特定のソフトに特化した処理や、電力効率を重視する場合に有効。Armの仕様でbig.LITTLEがあり、例えば、CA73をbig(最大4コア)、CA53をLITTLE(最大4コア)に割り当て、性能が必要な時