“雲”争奪戦
メキシコは2019年の干ばつで起きた農作物の被害を踏まえ、国家主導で人工降雨を計画的に行なっています。小型飛行機にヨウ化銀を乗せ、厚い雲を探し飛行します。適度な雲が見つかったら、ヨウ化銀を噴射し、雨粒を育てる仕組みです。
メキシコ農業省によると、2021年には人口降雨に取り組んだ州で事前の予測値より降雨量が平均45%増えたといいます。
水は形を変えながら陸海空を循環しています。そのため、地球上に存在する量には限りがあります。天空にある雲の争奪は国家間の対立につながる可能性があります。
中国は2025年までに「発展した気象改変システム」を実現すると宣言し、日本の国土の14倍以上を人口降雨の対象にしています。
「天を操る」技術は人類を幸福にするのか、手痛いしっぺ返しがくるのか
『参考資料』
https://youtu.be/KswiZtojeDc?si=nKQYvY1LjAVCX556
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?