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ジャガイモと自動車産業の意外な関係

 1800年代、アイルランドはジャガイモの栽培に偏った農業体制になっていた。

 1845年アイルランド東部でジャガイモの胴枯れ病が確認された。ジャガイモは収穫したイモを種イモとして使うので、その種イモが持っている病気は次の世代にそっくりそのまま伝わり、いっせいに病気で倒れてしまう。胴枯れ病は瞬く間にアイルランド全土のジャガイモに伝染した。

 イギリスのクロムウェルの侵略以後、ジャガイモだけに頼ってかろうじて生命を維持してきた貧しい民衆は、75万~100万人が餓死する悲惨な事態となった。(生活していくには多様性が大切なのだ。)

 この飢健は7年近く続き、飢で海外へ流出した人の多くがアメリカに移民として渡っていったのである。

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