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自動改札機
私が子供のころ、昭和の駅の音は「カチ、カチ」と切符に切り込みを入れる改札バサミの音だった。時代は移り変わり、駅の音は「ピッ、ピッ」というICカードの電子音に変わってしまった。
大阪万博が開かれる3年前の1967年、日本で初めての自動改札機が、阪急電車の北千里駅(大阪吹田市)に設置された。改札のほか券売機まで、すべての機器が自動化された「世界初の全自動化駅」として注目された。
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ただ、クリアすべき問題点は多くあった。切符と定期券に同時に対応できる自動改札機はまだなかった。結果的にパンチカード方式の定期券用、バーコード方式の切符用、自動改札に対応できていない切符用の3種類の改札口が作られた。
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トラブルも相次いだ。切符用の自動改札機に間違えて定期券を投入してしまうトラブルは想定内だった。
・定期入れに入れたまま機械に投入してしまう人。
・紙幣を投入口からいれてしまう人。
・硬貨を投入口にいれてしまう人。
今では考えられないようなトラブルが多かったという。
『参考資料』
https://senri-nt.com/column/2020-10-05-jidokaisatsu/
https://osaka2shin.jp/archives/1052448696.html