ガス会社と鉄道会社が気象予測
JR西日本は、大阪ガスの気象予測データをAIで処理し局所的な風況予測を導き出し列車運行を管理するシステムを、湖西線へ試験導入する。湖西線は風の影響で運休になることが多く、適切な風の予測が円滑な運行の要となる。
私がこの記事で驚いたのは、気象庁ではなく大阪ガスが気象予測を行なっているところだ。
なぜガス会社が気象予測技術を持っているかというと、ガスの流体解析技術が気象シミュレーション技術に応用できたからだ。
ただし気象予測の場合は、太陽の放射や降雨など熱と水の挙動にも影響を受けるため、複雑な要因も含めて計算する必要があり、難易度は高くなる。加えて、地形も大きく影響する。
大阪ガスは、西日本という限られたエリアに特化することによって、細かい地形情報を集めることで高精度の予測を行なっている。
『参考資料』
https://www.denkishimbun.com/archives/210963