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木質バイオマス発電の廃棄物活用

バイオマス発電で木を燃やせば灰が出る。現在この灰は、普通ゴミと同様に廃棄物として埋め立て処置されている。

灰を山に還元する取組はバイオマス先進国であるヨーロッパを中心に、早くから行われているが、まだ主流ではない。実際に撒いたときの効果の検証だけでなく、灰を山まで持っていくコストや、散布方法の検討など課題がある。

かつて化学肥料がなかった時代は、草木を燃やしてできたカリウムや石灰分を含んだ草木灰を畑に撒いて肥料としていた時代がある。
肥料になる可能性のある物を廃棄してしまうのはもったいない。

東北発電工業は、木質バイオマス発電所から排出される燃焼灰を農業用肥料として有効利用するための研究を進めている。燃焼灰に含まれるカリウム成分を抽出し、特定有害物質の六価クロムなどは抑制する技術開発を進める。

上段が木質バイオマス灰あり、下段が木質バイオマス灰なしのコマツナ


『参考資料』

https://www.denkishimbun.com/archives/377667

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