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新しいリン『オレンジリン』の開発

リン(P)は、半導体、電池、 生体物質などの幅広い分野に応用されている。

これまで発見されたリン同素体は白リン、赤リン、紫リン、黒リンの4種類で、電気を生み出す極性を持ったものはなかった。

京都大学エネルギー理工学研究所などの研究チームは、リンイオンから成る原料にレーザー光を照射することで、特殊な化学反応を引き起こす新しい製造技術を開発し、新しいリン同素体の開発に成功「オレンジリン」と命名した。

オレンジリンは、圧力を加えると電気抵抗が変化する性質が確認され、従来用いられてきた材料性能を凌駕する高い性能を発現することを明らかになった。今後、高精度センサーへの応用が期待される。

『参考資料』

https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2025-01/web_2501_Sakaguchi_Angewandte_Chemie_International_Edition-af8eec4c88ceaddc75c4e88568d68b64.pdf

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