人には聞こえない音を評価する
人が音として知覚できない20 Hz以下の音はインフラサウンドと呼ばれ、噴火、津波、雪崩といった大規模な自然現象から生じています。インフラサウンドは可聴音と比較すると空気吸収による減衰が小さく遠方まで伝わるため、近傍からの観測が危険なこれらの自然現象のモニタリングに活用することが可能です。
そのため、火山噴火由来のインフラサウンドを測定対象とした観測網の整備や津波予報の高精度化を目指した研究などが進められています。
しかし、インフラサウンドを検知する音圧センサーの精度を評価する評価装置の精度があまり良くなかったため、産総研は超低周波に特化した「液柱型音圧発生装置」を開発しました。
『参考資料』
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2024/pr20241004_2/pr20241004_2.html