トイレ内の異常検知
イオンモールは、トイレ内での転倒など安全性確保のため、異常検知システムの開発に取り組んでいる。
トイレ内はプライバシーが問題になるため、カメラを設置した見守りは難しい。便座に圧力センサーを取り付けることも検討したが、利用者が必ず便座に座るわけではないため、正確な利用状況を把握できない。
そこで、ミリ波レーダーを用いて、数ミリ秒ごとにトイレ内の設備や利用者の位置を点群データとして取得する。
点群データとAIの推定結果はクラウドに転送され、管理者が確認できるシステムを構築した。利用者の転倒を検知した場合は、警備員の携帯電話にショートメールで通知するというものだ。低価格で設置が簡単にできれば、高齢者施設や、家庭にも設置して、高齢者の見守りに使えそうだ。
『参考資料』
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/07/29.html
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC153LE0V11C24A1000000/