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ロケット燃料

 打ち上げ用の宇宙ロケットは、推進剤に点火して発生する燃焼ガスを吹き出して進む仕組みです。燃料には固体と液体の2種類があります。固体燃料型は構造がシンプルで扱いやすく、ロケット花火として数百年以上もの歴史があります。しかし、推力のコントロールがやりにくい難点があります。液体燃料型は構造が複雑ですが、推力を調整したり、一度止めてまた点火することもできる点で優れています。



 今、宇宙開発で活躍しているロケットは、すべて液体燃料型です。この仕組みを考えたのはロケットの父とも呼ばれる「ロバート・ゴダード」です。1926年にゴダードが初の飛行実験に成功し、その考えを受け継ぎ現代にいたるまで、液体燃料型ロケットが活躍しています。

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