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【鉄道技術】踏切が閉じた状態を知らせる主要部品

踏切が閉じた状態を知らせる部品として、警報灯がある。警報灯というと、これまでの電球タイプを連想する人はまだまだ多い。
 しかし、レンズが一方向しか向かないため、動作状態は狭い範囲からしか見えない。そのため、線路沿いにも道路が十字路になっているような踏切では、3方向に向けて警報灯が付くことが多く、1本の警報機柱に6灯もの警報灯が付くこともある。
 
警報灯は、長い間電球タイプが主流であったが、近年はLEDの技術が発達し、メーカーによって全方向型LED警報灯の導入が増えている。このタイプは全面、側面、背面など文字通り全方向から視認できる警報灯である。従来であれば複雑な地形にある踏切では多数の警報灯が必要になるが、全方向型では2灯設置するだけで全方向から視認できるため個数を減らせるうえ、省エネでメンテナンスもいらない。
 


全方向型LED警報灯は、かなりバラエティーに富んでいる。初期のものはフレームがあるが、各メーカーで研究が重ねられ、どんな角度からも見やすいフレームのないものが開発された。
 


警報灯は、単に赤く点滅する機械ではない。さまざまな地形、天候、時間帯、踏切を通過する人の身長や視力などかなり多くの要素をクリアし、かつ耐久力のある製品でなければならない。
 
『参考資料』
http://www.toho-elc.co.jp/product/product03.html

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