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新幹線の自動消雪装置

東海道新幹線は例年、岐阜県や滋賀県の区間で降雪に見舞われる。雪は高速で走る新幹線の台車に付着して大きな氷塊になり、落ちると線路に敷き詰めた石に激しい勢いで衝突する。石が吹き飛んで車体を傷つける恐れがあり、台車の除雪が欠かせない。

雪の日に最大40人の作業員を配置し、高圧洗浄機で除去している。天気予報を基に待機する場合があるなど人的負担が重い。名古屋と新大阪の両駅で実施しておりコストもかさむ。

そのため現在、自動消雪装置を名古屋駅の東京方面のホームに設け、60度の温水を1分〜1分半噴射する。台車と雪の接着面の近くに当てて、塊のまま線路に落とすシステムの実証実験が行われている。


『参考資料』

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042379.pdf

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