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トヨタが挑む精密な非破壊検査

豊田中央研究所は、材料を構成する結晶粒の“内部”に発生する応力の3次元分布を非破壊で実測することに世界で初めて成功した。

透過性の高い放射光X線ビームと、一粒の結晶粒の内部情報を抽出する技術とを組合せた、走査型3次元X線回折頭微鏡法を開発した。

走査型3次元 x線回折頭微鏡法による
材料内部の応力計測の模式図


実測した結晶粒内部の
ミクロな3次元応力分布


1ミクロンサイズのX線ビームを用いて、結晶粒の内部に発生する応力の3次元分布を非碳壊で計測する。解析映像の一部が公開されているが、かなり鮮明に内部の状態が分かる。

自動車、家電、情報通信関連で信頼性の高い設計が可能になる。

円安であるにも関わらず、日本がほこるトヨタですら、中国での販売台数が1割減するなど、EVとの競争が激しくなっているが、こういった精密さや安全性、本当に良い物を追求で日本らしさを磨きたい。

『参考資料』

http://www.tytlabs.co.jp/cms/news/pdf/press/20191220press.pdf

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