見出し画像

RTKを使ったトラクタ自動操舵システム

RTKとは、リアルタイムキネマティックの略で、補正情報を加えた高精度の測位技術のことです。近年、農業も自動化の流れが進みトラクタの自動運転技術の開発が進んでいる。
 
トラクタの自動操舵システムは、宇宙に打ち上げられた複数の人工衛星から位置情報を取得し、自分の位置を割り出してトラクタを走らせる。カーナビやスマホのGPSと同じだ。しかし、人工衛星から直に電波を受信する形では、オゾン層内で生じる電波の屈折や、地上での障害物の影響で、少なくとも2~3mの誤差が生じる。
そこで、地上に固定した基地局から補正データを受信することで、より正確な位置情報を割り出す。これなら誤差は±2.5cmとなり、より細かい管理が必要な農作業でも活用できるようになる。
 
『参考資料』
https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/smart/attach/pdf/forum-10.pdf

いいなと思ったら応援しよう!