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『技術史』ロケットの発展4

アメリカのロバート・ゴダードは、気球で到達できる高度よりも、さらに高く飛ぶことを目指して、ロケット技術の研究を行いました。1920年に、「極限の高度に到達する方法」という著書を発表し、ロケットで月に積荷を送ることができると説きました。当時は嘲笑われましたが、ゴダードは「すべての構想は、それを達成する人物が現れるまでは冗談にすぎない。」と返しています。
ゴダードは、このときまだ誰も成功していなかった、液体燃料ロケットの建造に挑戦しました。彼は、液体燃料が個体推進燃料よりも優れた性能を発揮すると確信していました。
1926年3月16日、数々の問題を解決したゴダードは、マサチューセッツ州で世界初の液体燃料ロケットを打ち上げます。ロケットは2秒間で高度60m付近まで上がっただけでしたが、地元の消防責任者がゴダードの活動をひどく警戒し、実験をそれ以上続けることを禁止しました。


 
『参考資料』
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・ゴダード
科学技術大辞典 ロバート・スネッデン著
 

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