マンガの特許
コマ抽出方法及びプログラム
(特開2021-60875)
近年、スマートフォンなどで漫画を読む機会が非常に多くなってきている。
しかし、スマートフォンなどで漫画を読む場合、紙に印刷された漫画を読む場合に比べて読みにくい場合が多い。
例えば、漫画の1ページには複数のコマが描かれており、1ページを1つの画像として表示して読む場合、1つのコマが小さくなってしまい読みにくい。また、ページ中の対象のコマを拡大して読み進める場合、操作が煩雑になり読みにくい。
これに対して、漫画画像からコマを抽出して各コマをバラバラに表示することで、携帯端末でも読みやすくすることが考えられる。従来より、コマを抽出する技術が提案されているが、コマ抽出の精度を向上させることが求められている。
本特許の場合、このコマの判定をどのようにするかというと、漫画画像の横幅に対して50%以上の長さの水平な直線が検出された場合、漫画画像に直線があると判定するようにプログラミングされている。
しかし、コマ判定の難しさは漫画の枠線は線だけではないところにある。点線や波線、線なしなど、様々なパターンがあるなかで、それぞれをコマとしてとらえないといけない。
自動的に検出するのがいかに難しいかわかる。