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車の補器類の進歩 パワーウインドウ

 パワーウインドウ(PW = power windows)登場以前は、ウインドレギュレーターという、手回し式ハンドルで窓ガラスの上下をしていた。幼い頃、車に乗って誰が1番早く窓を開けられるか、競争していたのを思い出す。


 それよりもっと昔は、引き違いのガラス板をスライドさせていたようだ。

 PWが登場した当初は、PWスイッチは、全ウインドウを操作する集中スイッチが運転席のダッシュ内に設置されたりした車もあったが、各ドアに設けるスイッチは、アームレストにシーソー式スイッチが一般的だった。

ところが、子供が窓から顔を出している時に、誤ってPWスイッチを踏んだのか、ガラスに首を挟まれる悲惨な事故が発生した。踏んだままの状態だから、スイッチは入りっ放しとなり、PWのモーターは相当強力だから、重大事故に繋がった。

 現在の車のPWスイッチは、押し下げればガラスは下がり、ガラスを閉める時にはスイッチを引き上げる構造になっている。

これにより、誤って上昇したガラスに挟まれる事故は、ほぼ無くなった。

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